テーブルの上にずらりと並んでいるのは手づくり石けんの材料です。
「こんな液体から、石けんができるなんて、なんだか不思議…」と、みんな興味津々。

「油に苛性ソーダ水溶液を注いでよく攪拌すると、けん化という化学反応が起きてせっけんができます。
今回使う油は、マカダミアナッツ油・パーム油・パーム核油を用意しました。
アルカリはタンパク質を溶かす性質があり、皮膚に触れると危険です。みなさん手袋をしてくださいね。
油と苛性ソーダ水溶液を攪拌しつづけると、とろみが出て表面に線が書けるようになります。
この状態を『トレースが出た』といいます。最初の20分は休まずに混ぜつづけます。
まずはここまでやってみましょう」

ボウルの中で温めて溶かした油の中に、苛性ソーダ水溶液を入れて攪拌を開始します。

するとだんだん液体が小豆色になり、とろみが出てきました。

さくら：わあっ。小豆色になったよ！

「マカダミアナッツオイルをたっぷり使うと、小豆色になるのが特徴なんですよ」と野口先生。

香りがよくて、かわいいのが作りたい！

トレースが出てくると、だんだん石けんらしくなってきました。

「それじゃあ、型に流し込みましょうか」と野口先生。

「型に流し込んで、丸１日保温します。保温している間に反応が進んでだんだんせっけんになっていきます。その後せっけんが固まっているのを確認して、型から出します。反応が完全に終るまで、約1ヶ月かかります」

せっかく石けんを手作りするなら、香りがよくて、かわいいのが作りたいもの。

先生は、ここで、香りづけの香料を数種類と、マーブル模様を作るためのココアパウダー＆クレイを準備しました。

アイリーン：ラベンダーとユーカリを入れてみたんだけど、ラベンダーのほうが主張が強いね。
まさみ：ベルガモット、いい香り〜。なんか食べちゃいたい！
エリカ：すごくおいしそうだよね。お腹すいた〜（笑）

好きなように香りを調合していいということで、みんな自分好みの香り付けに集中！

香りはラベンダー、模様付けにはローズクレイが人気を集めていました。

まさみ：できるの１ヵ月後？１ヵ月後にまたみんなで会って、どんなのが出来たか見せ合いたいよね。
エリカ：石けんパーティ、やりたい！
みき：パジャマパーティみたいで、カワイイ！

石けんのふんわりと甘い香りに包まれながら、マカダミアナッツのおいしいガールズトークは大盛り上がり！