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ワイン&ダイニング オーストラリアのワインがいい!

恵比寿にあるオーストラリアン・キィイジーヌ「148HIROO」で、相性抜群のマカダミア料理とワインを堪能!

「ダイニング&ワインマッチング」

みなさん、こんにちは!ナビゲーターのヨーコです♪

暑い夏もようやく終わりを迎え、そろそろ秋冬の訪れを感じるきせつになってきました。この季節になると、なぜかおいしいものを無性に食べたくなる… そんな方も多いのでは?

今回は、そんな”美食の秋”に先駆けて恵比寿にあるオーストラリアン・キュイジーヌ「148HIROO」にて行われた、美容と健康に関心の高いビューティフル・ブロガーのみなさんと一緒にマカダミアナッツをふんだんに取り入れたメニューとワインを味わう「ダイニング&ワインマッチング」のイベントの模様をお届けします。

この日のメニューはオーナーシェフのマーカス・イップさんが特別に考えてくださったオリジナルのもの。
さらに、それぞれのメニューにマッチングしたオーストラリアのワインをワインオーストラリア日本代表の手島孝大さんがチョイス。
女性陣とともに料理を楽しみながら、オーストラリアのワインに関する知識を紹介していただきました。

オーストラリア・マカダミアナッツがたっぷり入った料理とワインに舌鼓を打ちながら、美容や健康など、さまざまなガールズトークが繰り広げられていきます♪

参加メンバーリスト

アイリーン&エリカさん
モデル、MC

松本美香さん
「有限会社I♥R」代表取締役

瀬川あずささん
フードアナリスト

ハヤシアキコさん
グラフィックデザイナー

YAGIZAさん
ビューティーブロガー

りかたん
主婦(全米ヨガアライアンス取得)

松本祐子さん
フリーエディター&ライター

黒帯さん
賃貸マンション経営
メディカルハープコーディネーター

マカダミアナッツのイメージはどんなものがある?
実はオーストラリアが生産ナンバーワン!

「148HIROO」は、古民家を改装した高い天井と梁がモダンな印象を与える店。どこか懐かしいあたたかさを感じる店内でいただけるのは、フュージョンスタイルのオーストラリア料理です。

ところで参加者のみなさんにとって、マカダミアナッツにはどんなイメージがあるのでしょうか。

ヨーコ:「みなさん、普段からオーストラリアのマカダミアナッツを食べていらっしゃいますか?」

松本さん:「私は結婚式のダイエットのためによく食べていました。コンビニなどでも手に入るハニーロースト味のものをポリポリと。私にとっては、ダイエットのお供のイメージかな

りかさん:「マカダミアナッツというと、なんとなくハワイのイメージが強いですね。あと、ナッツ類っておいしいぶん、カロリーも高いような印象がありますね」

ヨーコ:「ハワイ土産の定番の、ナッツ入りチョコのイメージってありますよね。でも、実は生産量が世界で最も多いのは、 オーストラリアなんですよ

みなさんからは「知らなかった!」という声が。

そう、マカダミアナッツの原産国は実はオーストラリア? 東海岸エリアの肥沃な土地と、暖かくて雨の多い気候が育成に向いているため、大粒でしっかりとした味わいの実がなるのだそう。もちろん、生産量も世界でナンバーワン!

海外のお土産品などで加工されているマカダミアナッツのほとんどは、オーストラリアから輸入されているんです。

マーカスさん:「きょうのメニューは、マカダミアナッツを使うことでカロリーをひかえめにしています。マカダミアナッツはそのほとんどが脂だけど、脂肪の燃焼を促す成分が多く含まれているのでダイエットを気にしている人にもおすすめですよ」

エリカさん: 「ノンコレステロールだから、体にうれしいよね。私はいつも持ち歩いて食べているよ♪

濃厚なサーモンとマッチしたクランチのマカダミアナッツ
脂肪を燃焼するうれしいはたらきにみんなも感心!

カロリーが計算されているというシェフの言葉に、思わずみんなもニッコリ。さぁ、お待ちかねの前菜から運ばれてきましたよ!

最初の一品は「SALMON MACADAMIA CROUTON(サーモンとマカダミアのクルトン)」。ブロック状にカットされた肉厚なマダガスカル産のサーモンを、ローストして砕いたマカダミアナッツと一緒にいただきます。

北本さん:「ナッツを砕いたものって、スイーツなどにまぶして使うのはよく見ているけれど、こんなふうに食事で合わせるというのは初めてですね。面白い!」

マーカスさん:「マカダミアナッツは口に含むとフラットな味わいになるので、そこにわさびとピンクペッパーを加えたマカダミアナッツのクルトンで立体的に仕上げてみました。マカダミアナッツは強めにローストしてあるので、香ばしさも感じられるでしょう?

アイリーンさん:「このメニューには、いくつマカダミアナッツが入っているんですか?」

マーカスさん:「これには5粒。今回は一つのメニューに対して5粒程度を使っているよ。ダイエットには1日それくらいのマカダミアナッツを食べればいいと言われているからね

あら、そうなると……。今晩のメニューには、かなりぜいたくにマカダミアナッツが使われている計算に!

ちなみにマカダミアナッツは、1日5〜6粒を目安にとるのが健康維持のために適切な量だといわれています。でもご安心を?

マカダミアナッツは1日でたくさんとりすぎても、数日間でそれをコントロールすれば問題なし。

市販の袋入りであれば1週間に1袋程度を自分の都合に合わせて摂取すればいいので、簡単にいただけますよね♪

さて、マカダミアナッツのサクサクの食感とジューシーなサーモンがベストマッチしたこのメニューに合わせて選ばれたワインは……?

手島さん:「前菜にはロゼのグルナッシュとシラーズブレンドを選んでみました」

黒帯さん:「とてもおいしい!日本ではロゼというと“邪道だ!”ってイメージがあるみたいですけど……」

手島さん:「オーストラリアのワインの特徴に、多様性というキーワードがあります。現在オーストラリアにある64の産地では、フランスのテロワールのように地産ブランドを盛り上げていこうという動きがあるんですよ。
もともとオーストラリアにワインがやってきたのが1788年。
移民によってシドニーに運ばれたのが最初です。
そのときからオーストラリアの人たちはブランドパワーにこだわらず、だた“いいものを作ろう”ということが基準にある。
そんなオーストラリアを、今回は丸ごと味わってもらおうと思って選びました」

下味がついていないのに、濃厚なうまみのあるサーモンをロゼの軽やかでドライな味わいが引き立てて。さっぱりとした飲み心地にみなさんも「おいしいね♪」と喜びの声が。

りかさん:「今までオーストラリアというとバーベキューなどの肉!っていうイメージが強かったかな。こういう料理は初めて! ステキだな」

北本さん:「オーストラリアのものということで、私以前ワニを食べましたよ」

みんな:「ええ、ワニ〜〜〜(笑)!?」

瀬川さん:「私は以前、2カ月ほどシドニーにステイしていたのですが、オーストラリアの人って本当に自由な発想で料理するんですよね」

エリカさん: 「オーストラリアの家庭では、クランチかパウダーにするのが一般的なアレンジ方法なの。
子供は小さくしたほうが食べやすいし、お客様が来た時にはパウダーをメニューに振りかけてアレンジしたりするよ。削ってボリューム感を出せば、おさいふにもやさしいでしょ♪」

大ぶりのマカダミアナッツは、通常ほかのナッツ類に比べて若干コストが高め。
それは年間の生産量との兼ね合いや、生産に関して厳しい審査基準が設定されているためでもあります。
だからこそ、このちょっとしたぜいたく感がうれしいですよね。

シンプルに味わいに感激!
さまざまに姿を変えるマカダミアナッツにも驚き

次に出てきたのは「AUSTRALIA MAC NUTS SALAD(オーストラリア・マカダミアナッツのサラダ)」。

マーカスさん:「これはインドネシアのガドガドをオーストラリア風にアレンジしたものです。普通、ガドガドソースにはピーナッツが使われるのですが、そこをマカダミアナッツにしてみました。蒸した野菜と一緒にいただくので、とてもローカロリーでヘルシーなメニューになっています」

ヨーコも数々のアジアンフードをいただいてきましたが、マカダミアナッツのガドガドソースは初めて! いただくと、想像以上に濃厚なソースにびっくり
どちらかというとあっさりした味わいの印象が強いマカダミアナッツが、こんな主役級の味になるとは驚きです。

マーカスさん:「このソースには、一人当たり6〜7個とマカダミアナッツをたっぷり使いました。味わいを濃くするため、普通のローストよりもさらにローストしているのが特徴! 蒸した野菜や厚揚げなど、そのままの味をいただくというオーストラリアン・キュイジーヌのシンプルさをプレゼンテーションしてみたんだよ」

林さん:「これまでマカダミアナッツというとハワイのイメージがあったけれど、オーストラリアだと聞いて興味が出てきました。こんなふうにいろいろな姿を見せてくれるなんて、勉強になりますね!」

アイリーンさん:「お菓子としてもいただけるし、ごはんにも使えるし。マカダミアナッツって万能選手なんだよ♪

シンプルだからこそ、より素材本来のあじわいをダイレクトに感じられるメニューに、みなさんの箸もノンストップ☆ さらにそのおいしさを広げてくれたのが、このスチーム料理にコーディネートされたシャルドネワインです。

手島さん:「シャルドネって、なぜか“カッコ悪い”というイメージが広がっているんです。でも、そこであえて、このマカダミアナッツの複雑な味わいに雰囲気が合うと思って選んだのがこれ。このメニューのクリーミーさやフルーティーさ、そしてトーストしたようなさまざまな味わいは、まさにアジアに旅しているような感覚。食事をするだけで場面が変わるような演出ができるワインなんです

さらに驚くことに、手島さんは「実はこれ、現地のスーパーでも10ドルくらいで売られているワインのメーカーなんですよ」とニッコリ。その紹介に、みなさんが一斉に「本当!?」とびっくり。

「みなさんに飲んでいただいたのは、スーパーで売られているものより一つ上のランクのものですが、それでも1本1500円前後。この会社の人たちは“10ドルで買えるファインワインを生み出そう”ということを目標に頑張っているんです。10月からはより“産地らしさ”をアピールするため、原産地が表記されるようになったので今度ぜひお店でもチェックしてみてくださいね。」

りかさん:「野菜がたっぷりっていうのは、本当に女性にうれしいメニュー! これなら自分の家でもできそう。マカダミアナッツのソースは売っていないのかな?」

エリカさん:「オーストラリアではペースト状のソースも売っているいるんだけど、日本では見かけないね。フードプロセッサーなどでスムージーのようにすれば、簡単に作ることができるよ

黒帯さん:「それならできそう♪ さっぱりしているのに甘みもしっかりとあって、これなら野菜がたくさん食べやすくなるかも!」

こってりとした甘みの強い通常のガドガドソースに比べて、ライトな感覚でいただけるマカダミアナッツバージョンはみなさんも興味津々。
今回のメニューは家庭でもアレンジして実践できることがコンセプトにあるそう。
ゆでた野菜なら手軽に自分でもチャレンジできるのがいいですね♪

ナッツが入っていても高カロリーじゃない!?
ヘルシーなカレーの秘密にみんなが迫る!

次にみなさんの目の前に運ばれてきたのは、なにやらあやしげな紙袋が乗ったお皿。

北本さん:「これ、何だろう? どうやって食べるの?」

マーカスさん:「これはBAKED PORK POUCH。自分で袋を開けて食べてくださいね。ココナッツカレーをよりヘルシーに味わえるよう、マカダミアナッツとスキムミルクを使ってアレンジしてみたんです」

袋を開けると、中からジューシーな香りが! マカダミアナッツの丸みのある香りとミルクのような香りが溶け合い、食欲をそそります。

アイリーンさん:「これにはいくつマカダミアナッツが入っているの?」

マーカスさん:「これは少し多めに8粒だね。ペーストしたものと、そのまま入っているものもあるよ」

以前のクッキングイベントでも「マカダミアナッツ入りカレー」を作ったヨーコと“マカダミーズ”のみなさんですが、今回のカレーはまた一味違います。

香ばしく歯ごたえのあるマカダミアナッツがぜいたくに入ったカレーは、とろとろになったポークとの相性も抜群。ポークなのでローカロリーなのもうれしいですね♪

松本さん:「ナッツは高カロリーっていうイメージがあるけれど、これだけ入ってもローカロリーなんてびっくりですね!

ヨーコ「マカダミアナッツにはパルミトレイン酸という、一価不飽和脂肪酸が豊富に含まれているいるんです。どうしても油というと“太る”ってイメージがありますが、実はその逆! 悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす作用があるので、肥満防止にも役立つんですよ。コレステロールも下げてくれるのでうれしいことばっかりなんですね。さらにアンチエイジング効果もあるそうですよ♪」

黒帯さん私、マカダミアナッツオイルで頭皮マッサージをするようになったら…… 白髪が出なくなったの!

みんな「ええーっ! それはすごいね!」

黒帯さん「オイルなのでクレンジング効果もあるのかな。自分でも驚きましたよ!」

体にいいのは知っていましたが、そんな効果まであるなんて! よ〜し、ヨーコもさっそく頭皮ケアに取り入れたいと思います♪

あっさりしているのに、しっかりとした味わいのカレーをいただきながら楽しんだのは、ピノ・ノワールのワイン。「カレーとよく合う!」とみんなが笑顔でいただきます。

手島さん:「今回はカレーという個性のあるメニューに合わせるため、味の強いものを選んでみました。このワインは、小学校の先生が趣味でスタートした会社のもの。いまではオーストラリアで最も高く評価されているワイナリーのひとつになりました。それはまさにオーストラリアンドリーム! その夢をかなえた人の作るワインは決して安価ではないけれど、このおいしさは本当にうれしいですよね」

ローカロリーなのに満足感のあるカレーは「おいしいものはしっかりといただきたい♪」という女性の心をしっかりつかんだメニュー!

参加者のみなさんも、ピノ・ノワールにすっかり魅せられたようです。

デザートとワインに酔いしれて……
マカダミアナッツの殻割りも体験!

ディナーの最後を飾るのは、見た目もかわいらしい「GRILLED FIGS WITH MACADAMIA PRALINE」。

グリルして甘みをぎゅっと凝縮したイチジクに、マスカルポーネチーズと一緒に和えられたマカダミアナッツのプラリネが添えられた一品です。そこに合わせられたのは、アルコール5%の軽めのデザートワイン。このデザートワインがみなさんから「これ、買いたいな♪」と非常に好評でした。

さらに、ここでなんとシェフ秘蔵のワインも登場! 戦後すぐのころにつくられたワインだそうで、その味わいはもはやワインというよりもポートワインやコニャックに近いものです。

すっかり料理とワインに酔いしれたところで、今度は生の殻つきマカダミアナッツを割る体験にチャレンジしたみなさん。
あまりの硬さに驚きの声があがります。

りかさん「え、殻ってこんなに力を入れないと割れないの!?」

ヨーコさん:「マカダミアナッツは世界で一番硬いと言われているんですよ。でも、これだけ硬い殻に守られているので、虫が入ることもなく安全にいただけるマカダミアナッツに成長するんですよね」

もちろん、生のマカダミアナッツもぱくり。みなさんも「わぁ、おいしい!」と顏がほころびます。

林さん:「マカダミアナッツって、いままではおつまみというイメージしかなかったけれど、料理でこんなにクリエイティブになるのだと知って驚きました。しかもこんなにおいしいなんて! ダイエットにもいいとわかったので、これからおなかが減ったときにはつまんでみようと思います♪」

りかさん:「私もバーなどで出てくるスナックのイメージが強かったのですが、こんなにいろいろなアレンジができると知ったのは新しい発見につながりました。そしてワインも本当においしかった♪ これからは自分でも幅広くワインを探してみたいと思いましたね」

瀬川さん:「マカダミアナッツひとつで いろいろな料理に対応するのが驚きでした。私もオイルの代わりに使ってみようと思います。今までもオーストラリアのワインは飲んだことがあったのですが、今回カレーとピノ・ノワールのベストマッチに感激です!」

黒帯さん:「これまでも料理に取り入れてきたのですが、さらにローストすることで出る味の変化が、とても興味深かったですね。ワインとのマッチングも素晴らしくて本当に楽しく食事ができました♪

みなさんの本当に大満足の様子に、シェフも手島さんも笑顔がこぼれます。
オーストラリアの出身のアイリーンさんとエリカさんは、どんな発見があったのでしょう。

アイリーンさん:「今までは、マカダミアナッツをトーストして砕いたものを使うなど、簡単なアレンジをしていたけれど、さらにローストすることでこんなにおいしくなるのにはビックリ! オーストラリア出身として、ワインのことも知っているつもりだったけど知らないこともいっぱいで。オーストラリアは常に新しいワインが出てきているので、またひとつ発見になりました!

エリカさん:「ナッツって、どうしても食べるとニキビができるとか太るとかといったイメージがあるけれど、本当は食べることでどんどん健康で キレイになれるものだってもっと知ってもらいたいですね♪ ナッツを食べている人はみんな本当に肌がきれい! きょうのメニューも普段からできそうなヒントがいっぱいあったので、使わない手はないですね。」

「いいワインには“出会い”がありますよ」

という手島さんの言葉通り、食とワイン、さらにオーストラリアとマカダミアナッツの新しい発見という出会いもあった今回のイベント。

ぜひみなさんも、オーストラリア・マカダミアナッツのおいしさを実際に味わってみてくださいね♪
きっと素敵な出会いが待っていますよ。それでは次回のビューティー&ヘルシー企画をもお楽しみに!

オーストラリアン・フュージョン・キュイジーヌ・レストラン「148HIROO」

(2015年現在、閉店されています)

スペシャルゲスト

マーカス・イップ
オーナーシェフ

148HIROOのオーナーシェフ。中国系オーストラリア人の四世・1課題第60年にわたるレストラン経営を通じて得たオーストラリア料理の魅力を、隠れ家的たたずまいの素敵なお店でみなさまにご提供します。

スペシャルゲスト

手島孝大
ワインオーストラリア日本代表

ワインオーストラリア日本事務所代表。英国WEST認定のワインプロフェッショナル。柔和な笑顔となめらかな語り口でオーストラリアワインの魅力を余すところなく伝えるエバンジェリスト。

ナビゲーター

久保陽子(ヨーコ)
ライター

ライター&エディター&イラストレーター&クラシックヴォーカリスト。新聞社勤務を経て独立、現在はそのキャラクターを生かした独自視点のインタビュー取材を中心に活躍中。

マッチング・ワインリスト

この記事は、2010年11月に行なわれたイベントレポートを再編集して掲載したものです。

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