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マカダミアの収穫について知るべき5つのこと

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私たちが普段食べているマカダミア。いつ、どこで収穫され、どのようにして、あのクリーム色に輝くナッツの実として私たちへ届いているのか、疑問に思ったことはありませんか?マカダミアはあの実のまま木になっているわけではなく、殻に覆われていてそこから実が取り出されて私たちの元へやってきます。そこで今回は、「あなたのしらない5つのこと」と題して、マカダミア収穫における5つのポイントをご紹介します。

マカダミアの収穫について知るべき5つのこと

私たちが普段食べているマカダミア。いつ、どこで収穫され、どのようにして、あのクリーム色に輝くナッツの実として私たちへ届いているのか、疑問に思ったことはありませんか?マカダミアはあの実のまま木になっているわけではなく、殻に覆われていてそこから実が取り出されて私たちの元へやってきます。そこで今回は、「あなたのしらない5つのこと」と題して、マカダミア収穫における5つのポイントをご紹介します。

収穫期間が約半年

まずこの収穫期間の長さに、皆さんはおどかれるでしょう。マカダミアの原産国であるオーストラリアでは、マカダミアの収穫は毎年2月に始まり、通常は8月まで続きます。つまり一年の半分が収穫期にあたります。 

「収穫される」のではなく、「拾い集められる」

実はマカダミアは、収穫時期を迎えると、みずから地面に落ち、「食べごろだよ!」と教えてくれます。つまり、高い木に登り実を摘む作業は行わないです。この自らポトン、と落ちてきた食べごろのマカダミアちゃんたちを拾い詰めるのがこのスーパーマシーン。回収ローラー(写真:黄色と青の部分)だけが、木の下で回転し、マカダミアの木の幹や下の根を痛めることなく、ナッツを回収してくれるのです。マカダミアの木にとっても優しいマシーンなんですよ。

また、1970 年代まではマカダミアの収穫には重労働が伴っていました。収穫は時間がかかり、腰を痛める作業でしたがこのスーパーマシーンの登場が農家の皆さんを助けたのです。

ナッツは食べごろになると次々と落ち続けるため、収穫は約 5 ~ 6 か月ほど長く続き、収穫期中、農家のみなさんは果樹園を何度も訪れ、落ちたナッツをすべて集めます。

マカダミアの殻は茶色じゃない

みなさんは、マカダミアの殻と言えば茶色くまんまるの殻をイメージすると思いますが、実はマカダミアの殻は2層構造になっていて、この写真の緑色の殻が外殻で「ハスク」と呼ばれます。このハスクは柔らかく、この中に、あの皆さんが良くご存知の茶色い殻「シェル」があるんですよ。

*緑色の外殻がハスク。茶色い殻がシェル

世界一固い殻と言われている「シェル」

緑のハスクから出てくるこの茶色い殻=シェルは、実は他のナッツの殻に比べ「世界一固い殻」と言われています。
この殻は、手で割ることは不可能、殻割機を使って殻を取り除いてから、やっとこの白くコロンとした栄養価の宝庫であるマカダミアの実が出てくるのです。

ここ日本でも「殻付きマカダミア」を購入することは可能で、同封の殻割機を使うことで、割りたてのナッツの味を楽しむことができます。また、殻を割るときの「パッカーン」という音は、とっても心地よく、うまく割れると嬉しくなりますよ。

マカダミアは地球に優しい

そして、オーストラリアのマカダミア農業に関わる人々は、可能な限り生態系に配慮した方法で世界最高のマカダミアの生産を目指し、そして炭素排出量削減のためにリサイクルのイノベーションを生み出すため、一貫して努力をしています。

実を取り出した後の殻たちは、埋め立て処分などされることなく、土にかえり肥料となります。さらにマカダミアの殻は貴重な資源であり、殻を割った後、発電用などさまざまな方法で再利用することができます。また、殻は建築製品、家庭用品、カーボンフィルター、工業用ナノ粉末の製造にも使用できます。

さらに驚くことに、マカダミアの殻から得られる医療用炭は、中毒の効果的な病院治療として使用されているそうです。地球に優しいだけでなく人にも優しい、というわけです。

まとめ

いかがでしたか?このコラムでマカダミアについて詳しく知っていただき、マカダミアをもっと好きになってくださったらさいわいです。

 

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