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マカダミア・ファームレポート in オーストラリア

東京ドーム17個分の広大なファームに到着!自然の中で育つ、木と実に触れて、マカダミアの秘密に迫る!

「オーストラリア・マカダミア・ジャーニー」
〜マカダミア・ファームレポート in Austraria〜

みなさん、こんにちは♪
ナビゲーターのヨーコです。

今回、私はマカダミアナッツの故郷であるオーストラリアに行ってまいりました!
そこで見たのは、大自然の素晴らしさとともに生かされているマカダミアナッツの姿。
さらに地元ならではのマカダミアナッツグルメなど、オーストラリアを丸ごと味わう体験や、新たにオーストラリア・マカダミアナッツ協会のスポークスパーソンになった豪出身のオリンピックスイマー、イーモン・サリバンさんへのインタビューを行いました。

本日は想像以上に手間をかけ、大切に育てられた100%ピュアなマカダミアナッツたちが日本はもちろん、全世界へ届けられるまでのプロセスをご紹介しますね♪

参加メンバーリスト

アイリーン&エリカさん
モデル、MC

マリー秋沢さん
有限会社Beauty needs主宰
インナービューティースペシャリスト

黒帯さん^^
賃貸マンション経営
メディカルハープコーディネーター

星野将美さん
モデル

ファームに到着!
東京ドーム17個ぶんの広大な広さにびっくり!!

ゴールドコーストから車で約2時間、西オーストラリアの自然保護区に囲まれたファーム。到着してまず驚いたのは、その広さ!! もう、どこを見ても緑、緑!! その広さは200エーカーだそうで、これは東京ドーム17個ぶんの広さ。
農園のオーナーであるハリスさんから、その広大な土地に整然と並んで植わっている木々がすべてマカダミアナッツの木と聞かされてまたびっくりです!!

「ここには約6万本のマカダミアナッツの木があるんだよ」というハリスさん。彼の運転するトラクターに乗ってファームを一周することに。……その”1周”がとてつもなく長いということに、このときまだヨーコは気づいていませんでした(笑)。

この6万本のマカダミアナッツの木ですが、実際に実が収穫できるようになるまでには植えてから7~8年の歳月がかかるとのこと。そして3月から4月は、その収穫がまさに始まるシーズンなのです。

広大なこの土地ですが、その周囲にはレインフォレストという森が点在しています。
これこそがマカダミアナッツの成長にかかせないものだそうで、その森へも案内してくれると聞いてワクワク!!

車はどんどん緑のじゅうたんを進みますが、もう、どこを見渡しても芝生の緑とマカダミアナッツの木の緑。暑いくらいの日差しですが、トラクターの荷台に乗っているので風が気持ちイイ!

すると、鳥でしょうか。スズムシのような高い音の鳴き声が森の方から聞こえてきました。
「これ、セミだよ」とハリスさん。日本の「ジジジ……」とはまた違った声で驚きました。
木々の周囲を走りながら、ふと見るとマカダミアナッツとは違う木が植わっているのに気付きました。これはバナナやパパイヤ、コーヒーの木だそうで、こちらで栽培しているそう。まさにここは大自然の恵みをいっぱいに受けたファームなんですね!

巨大な土地に マカダミアナッツの木がずら~~りとキレイに何列も並んでいてました!
イメージではマカダミアナッツの木はギューギューに並べられているんだと思ったら、緑を挟んで植えられているのが印象的でした。
オーストラリアの大自然に育つマカダミアナッツに感動しました。さすが、オーストラリア!

実際にマカダミアナッツの木と実にふれて

「ほら、あそこにマカダミアナッツが実をつけているよ」
木の中をよく見ると、まるでブドウのようにマカダミアナッツの実が連なっています。緑色のそれは直径が約3~4cmと、私たちの手元に届くロースト上の茶色い実よりもふたまわり程度大きく、カボスのような見た目。木にはマカダミアナッツの花も咲いていて、もちろんそれもブドウのように藤状の花がついていました。

実はヨーコ、てっきり実は
木になっている時点で収穫するものと思っていたのですが、そうじゃないと知ってビックリ。
なんと自然に実が落ちるのを待って収穫するんですね!!
マカダミアナッツの木は一斉にたくさんの実をつけないため、少しずつ収穫を進めていくのだそうです。

1本の木から1年で収穫できる量は、だいたい10~15kg。20年以上生きている木になると、もう少し多く20kg前後のマカダミアナッツがとれるそうです。
なかには100年以上生きている木もあり、それでもまだ実をつけるものがあるのだとか。

今、食べているマカダミアナッツは100歳の木から収穫されたものかも…なんて考えるとなんだかとってもワクワクしませんか?

マカダミアナッツってどうやって実るんだろうってすごく不思議だったけど、
ゴルフボール大の殻に囲まれて、オーストラリアの大自然のエネルギーを注がれて、
大切に自然に育てられたんだなっと思いました。栄養価が高いのも納得!
しかも、あんなに沢山の実がなっているなんて!まるで葡萄の房のようでビックリ!

長い生命の歴史から生まれたマカダミアナッツの不思議

でもなぜ、マカダミアナッツの木は一度にたくさんの実をつけないのでしょうか。

それはなんと、マカダミアナッツの木自身が種子保存のため少しずつ実をつけるようなサイクルをもっているため。少しずつ実をつけることによって、
その年にトラブルが起こっても
また次の年にはきちんと実を成らすことができるのだそうです!!

しかもそのサイクルは人工的なものではなく、マカダミアナッツ自身が起こしているものと知ってまたビックリ。そしてそのサイクルを教えてくれたのは、オーストラリアの先住民の人々。長いマカダミアナッツの歴史の中でそういった進化がはぐくまれてきたのを、彼らが教えてくれたのだそうです。

マカダミアナッツの不思議なサイクル一言でいうと「すごい!さすが!頭が良い!」です(笑)
頼もしいナッツ!大自然が生んだナッツ、ますます気に入りました~
このたくましい生命力、食べると自分にもいいコトがあるんですね。自然の力を借りて、自分も元気に♪

自然の中に生きるマカダミアナッツと生き物

次にトラクターが停まったのは、小さな木箱の前。
鳥の巣箱を小さくしたような箱の入口を見ると、小さな虫たちがせわしなく出入りしています。

「これはマカダミアナッツの受粉を助けてくれるハチだよ」
ハリスさんが「さわっても大丈夫」と言うので、そっとハチにふれてみました。ミツバチの3分の1くらいのハチは一見、ハエに見えるくらいの大きさ。もともとこのハチたちには針がないそうで、さされる心配もないそう。はちみつが固まっている入口には、脚の部分にオレンジ色の花粉をつけたハチもたくさん。

さらにもっと高いところの木の上に、大きな巣箱があるのも発見。これはネズミなど、マカダミアナッツを食べる動物を駆除するために飼っているフクロウの巣なのだそう。地面にはブッシュバードという、七面鳥ぐらいの大きさの鳥が野生で生息していて、それらも含め「すべてが自然の中で生きているんだよ」とハリスさん。

レインフォレストでマカダミアの原種と出会って

しばらく車が進んでいくと、うっそうとした森のような場所に到着しました。
これこそがレインフォレスト(熱帯雨林)。レインフォレストは、驚くほど多くの種類の生物が生きる場所だとテレビなどで見たことはあったのですが、実際に見るのはヨーコもこれが初めてです。

森の中を歩いていくと、それまで太陽に照らされていた場所とは違ってとてもひんやりした涼しさを感じます。まるでここだけが別世界になったような、そんな感じ。そこにはたくさんのコウモリや鳥たちが住み、映画「ジュラシック・パーク」の舞台そのままのような森です。

レインフォレストの中では「ボープル・ナッツ(Bauple Nuts)」という、マカダミアナッツの原種といわれている木を見せてもらいました。ボープル・ナッツとはブッシュ・ナッツという意味で、バラ科であるその木の葉は堅くギザギザしています。
ボープル・ナッツの実は小さくて食用にはならないのですが、
それが
オーストラリアからハワイへと持ち込まれて栽培された
のが、現在のマカダミアナッツに近いものなのだそう。

この木が進化して今のマカダミアナッツになったのかと思うと、この野性的な木々がとっても神秘的に見えてきて歴史を感じました

Macadamia Nut Legend
〜「マカダミアナッツの伝説」〜

アボリジニ神話のお話です。
むかしむかし、アボリジニのブッジラ族にバッファルという青年がいました。
ある日、誰も行きたがらなかった”山の見張り”に「私が行きましょう」とバファルは名乗り出ました。
その山は、バファルの住む村からはとても遠いところにありました。
バファルは仲のいいトカゲのジュエルザードと共に、山で見張りの仕事を始めることに。
ある日、バファルは転んでケガをしてしまいました。動けなくなってしまったバファルは、食べ物も水も探しに行くことができなくなってしまったのです・・・・・・

心配したトカゲのジェルザードは、山で出会ったロックワラビーに相談しました。
ロックワラビーは「まずは水を探さなきゃいけないね!」と言いました。
ジュエルザードとロックワラビーはバフェルの水筒を持って水辺へ急ぎました。ところが、どんなにがんばっても水にとどくことができません。
それを見ていた大きなカンガルーが2匹を手伝い、ようやく水を手に入れることができました。

ジュエルザードは「バフェルに何か食べさせないといけない」と考えました。
2匹は、友達の鳥のコカトゥーに食べ物を集める手伝いをお願いしました。
コカトゥーはあちこちを飛び回り木の実をたくさん集めてくれました。

この動物たちのおかげで、バファルは回復して無事に村へ戻ることができました。
この出来事のあと、ブッジラ族の人たちはその山を「バフェル山」と呼ぶことに。
そして、そこにいたトカゲを「バファルトカゲ」。木の実を「バファルの実」と名付けました。

この「バファルの実」こそが、私たちのよく知る「マカダミアナッツ」の原種といわれるものなのです。

農場から食卓まで 安全でおいしい秘密はここにあった!

ところで、これだけたくさんの木がある栽培されているファームですが、その手入れはどのようにしているのでしょう。

ハリスさんに伺うと
「害虫などはそれを食べてくれるスズメバチの幼虫を使い、農薬などを使わないで駆除しているんだよ」との答えが。
そもそもマカダミアナッツは原種のパワーが強く、一般的なフルーツの木々よりも病気に耐性があるのだそう。でも自然の中に植えられているため、もちろん害虫もいます。
そのためになんと専用のホッチキスを使い、スズメバチの卵をつけた紙を葉っぱにくっつけておくのだそうです。

「スズメバチっていっても、かなり小型なので刺されても害はないんだ」と聞いてホッ。
害虫はマカダミアナッツが成熟する前に中身を食べてしまうので、
それをスズメバチの幼虫に食べてもらい、マカダミアナッツを守っているのです。

「農薬は使わないよ。だからこの農場からみんなの食卓にのぼるまで、ずっと安全な品質がキープされているのが自慢だよ!」とハリスさんもにっこり。
オーストラリアの日光と雨、そして肥沃な土地だからこそ実現する自然の恵みなんですね。

ちなみに、スズメバチの卵をつけた紙は全部で7000枚を使用。それをたった3人の手で取り付けるのだとか。「でも、すべての木につけるわけじゃなくて、ある一定の距離をとった感覚で木につけていくことで、どの木もまんべんなく駆除できるようにしてあるんだよ」。
そのほか、人工的にすることとえいえば現在3~4種類あるマカダミアナッツの種を交配させ、よりおいしく食べられる木をつくることぐらいなのだそう。

無農薬農法には世界中で色々な試みがあり私も色々な無農薬農法を見てまいりましたが、
今回のオーストラリアのマカダミア農場独自の方法には驚きました!
スズメバチの幼虫を卵の状態でそれぞれの木に放ち、
その幼虫がマカダミアナッツの実を好む虫を食べてくれることによってマカダミアの実が守られるなんて!本当に驚きでした。

マカダミアが収穫されるとき ヒントはゴルフにあった!?

トラクターは大型の機械のある小屋へと到着。ここにはマカダミアナッツを収穫する機械たちが置かれていました。

マカダミアナッツは熟して自然に落ちるのを待ってから収穫しますが、木によって実のできるペースが異なっているので週1回のチェックが1~3カ月にわたって行われます。
収穫ごとに木の下をきれいにし、次に実が落ちてきたことが自然にわかるようにしているとのこと。
そこで登場したマシンは、なんだかどこかで見たような気が…。

「これ、ゴルフボールを拾うマシンからヒントをもらって開発されたマシンなんだよ」
とハリスさんが説明してくれます。
タイヤの部分には、コームブラシが大きくなったようなものがついていて、それらがマカダミアナッツを包み込むようにキャッチするそう。できるだけ傷つけないように収穫できないかと研究された結果、このマシンが生まれたのだそうです。
マカダミアナッツとゴルフにこんな関係があるなんて、とってもおもしろいですね!

どこまでも緑の続く自然の中ではぐくまれ、私たちのもとへと届けられるオーストラリアのマカダミアナッツ。
100%ナチュラルなマカダミアナッツが生まれてくるこの大地は、まさにオーストラリアの
恵みをすべて体現している場所でもあるのですね。
次回は、オーストラリアならではのヘルシーで美味しい!マカダミアグルメを完全リポート!どうぞお楽しみに♪

ナビゲーター

ライター 久保陽子(ヨーコ)

ライター&エディター&イラストレーター&クラシックヴォーカリスト。新聞社勤務を経て独立、現在はそのキャラクターをいかした独自視点のインタビュー取材を中心に活躍中。

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