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日本の食材×マカダミアナッツ vol.2 Australian Macadamias In Tokyo

「おいしくて、体にやさしい」パンづくりをしている「ダンディゾン」とのコラボレーション。マカダミアバターを使ったおいしい生地ができました

マカダミアとパンと木村シェフ

日本の食材とコラボレーションするこの企画。
東京でなにができるだろう。
そんな不安は、木村シェフの笑顔で消えた。
「つくりたいものがたくさんある。マカダミアはパンにとって創造をかき立てられる食材です。」
東京、吉祥寺、ダンディゾン、木村シェフの厳選する素材との出会い。

Dans Dix ans

お花屋さんの角を曲がった小径、大きな菩提樹が目印。
東京という街から、いらないものを引き算したかのような佇まい。
「ダンディゾンに行く」という人が集まる場所。

シンプルに、ただ必要なことに、とことんこだわる。

素材への熱い気持ち、材料のこと、人とのつながり、次から次へと展開する話に、そして人に、惹き付けられる。

いろんな想いやこだわりの表現方法は、「パン」。
伝えたいことはすべて味になる。

日本の食材×マカダミアナッツ in TOKYO
素敵な出会いになりました。

バターや卵の役割になる

「カタチや食感をのこさなくてもいいですか?」
試行錯誤の結果、素材(バター)として活用いただくことになりました。

実は少し容易にパンとのコラボレーションを考えていました。
ゴロゴロ(カタチが残る)、カリッ(食感がおもしろい)など。
そうでない、純粋な素材としてのマカダミアの魅力を、存分に引き出してもらいました。

マカダミア、パン生地になる

小麦粉、塩、水、グルテンに、マカダミアバターときび糖を加えただけのとてもシンプルな生地。
こねる工程でまずグルテンとマカダミアバターが戦う。
少し残ったマカダミアの粒が、つなぎの役割を邪魔するようだ。
シェフが何度か機械を止めてグルテンのマクを確認。
動物性の油脂とは明らかに、マク状になるタイミングが違うのだそう。
何度も確認し、絶妙なタイミングをはかる。
そして、コロコロとしたパン生地になった。

生地はそのまま焼いてもいいし、何かと組み合わせても美味しい。
パンづくりのプロフェッショナルから、素材として認めていただいたマカダミアナッツ。植物性100%だから、ビーガンの方にも、アレルギーのあるこどもさんにも、安心して食べていただけます。

マカダミアバターのこと

マカダミアナッツを木村シェフにお届けしてから数ヵ月後。
「マカダミアバター、いいですね」
そんな言葉をいただいた。
「完全に植物性の素材だけで、ここまでのパンが焼けるなんて!」
木村シェフにとっても発見だったと言っていただけたことが、何よりもうれしい。
植物性の油脂として、マカダミアの新たな魅力を皆さんにおつたえしていく大きな自信になりました。

作り方はカンタンです。
おうちでも、ぜひお試しください。

マカダミアナッツとおいしいパン

取材の日。東京はとても寒い一日。

ダンディゾンさんの入り口、菩提樹の前で、来店された方々にマカダミアナッツを楽しんでいただきました。

「殻付きは、はじめて見た!」
「こんなに固いんだ!割れない…」
「香ばしくて、美味しい!」

いろんな声と、たくさんの笑顔、ありがとうございました。

東京のヒト・コト

木村昌之シェフ

スタッフの皆さんに木村シェフはどんな人ですか?と聞いてみた。

「おもしろい人。そしてムリをしない。それはパンにも人にも言えることで、ムリをするということは何かしらの負担がかかっているということだから。負担のかからない方法を模索する努力を惜しまない。知識が豊富で、いろんなアイディアがある人です。」

そんな答えが帰ってきた。

ダンディゾンの工房には、きりりとした緊張感と、ふわりとした安心感がある。

それは、木村シェフの人柄かしら。
ここでは、パンも、人も、やさしい。

素材へのこだわり

ダンディゾンの小麦は、手間ひまをかけて、こだわって、おいしいもの、いいものをつくる農家さんから仕入れている。オーストラリアのマカダミアも、継続可能な未来を考えた農法に強いこだわりをもつ農家さんがつくっている。

「大切に育てたマカダミアをわざわざバターにする。そんな贅沢な使い方をしているんだから、大事に使いますよ。」

“もったいない”を感じて、少しも無駄にしない気持ち。
生産者を思いながら、素材と向き合っている。

マカダミアナッツについて

ダンディゾン(東京 吉祥寺という街で)

ここにしかないパン、
ここでしか出会えない人々と、
美味しい時間をありがとうございました。

オーストラリア・マカダミア協会は、クリーンでグリーンな栽培加工を実現し、継続可能な未来を考えた農法に強いこだわりをもっています。

木村シェフのモノづくりの姿勢を拝見し、「食べるもの」をつくるということへのブライドに通じるものを感じました。

オーストラリア・マカダミア協会

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