Site icon オーストラリア・マカダミア協会

ファームから食卓へ、マカダミアナッツの大冒険!

食の安全に必要不可欠な「食品トレーサビリティ」。この言葉、ご存知ですか?
食品トレーサビリティについて農林水産省は「食品の移動を把握できること」と定義しており、食の安全性をバックアップする重要な役割を担っています。だからこそ、その動線がクリーンであることはとても大切。マカダミアが皆様の口に届くまでの混じり気のないピュアな動線を今回は写真で追っていきましょう!

ファームから食卓へ、マカダミアナッツの大冒険!

写真でみるマカダミアナッツのクリーンでシンプルなトレーサビリティ➡➡

食の安全に必要不可欠な「食品トレーサビリティ」。この言葉、ご存知ですか?

食品トレーサビリティについて農林水産省は「食品の移動を把握できること」と定義しており、食の安全性をバックアップする重要な役割を担っています。だからこそ、その動線がクリーンであることはとても大切。マカダミアが皆様の口に届くまでの混じり気のないピュアな動線を今回は写真で追っていきましょう!

 

スーパーに並ぶ食品、レストランで食べるメニュー、私達が口にするものがどのような場所で作られ、どのような工程を経て自分の口にはいるのか、気にする人が増えているようです。

食品トレーサビリティの役割は各事業者が食品を取り扱った際の記録を保存しておくことで、食中毒など健康に影響を与える事故等が発生した際に問題のある食品がどこから来たのかをトレース(追跡)できるシステム。過去の狂牛病や牛肉偽装問題等もあり、年々食の安全性の見える化が普及しているようです。

 

マカダミアのクリーンなトレーサビリティ

今回はニューサウスウェールズ州北部とクイーンズランド州の緑豊かな土地から、このコロンとしたマカダミアナッツが私達の口に入るまでの道のりを写真でご紹介します。

 

 

➡マカダミアはオーストラリアの全土で生産されていますが、中でもクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州北部の緑豊かな美しい地域にはたくさんのファームが集まっています。緑の広がる美しいファームから、スタート!

➡マカダミアの花の形状はちょっぴり変わっています。この垂れ下がるような花の束を「総状花序(そうじょうかじょ)」と呼びます。1本の花茎には約100個の花が咲きますが、ナッツになるのはそのうちの5個程度。マカダミアファームでは毎年春になるとこの白や淡いピンクの花をたくさん咲かせ、ゆらりゆらりと風に舞う姿がとても美しいのです。

➡生産者はオーストラリア原産のミツバチとヨーロッパ原産のミツバチの巣箱を農園内に設置し受粉を促します。小さなミツバチはデリケートなマカダミアの花の受粉に最適だとされているのですよ。

➡夏の間、緑色の外皮を持つ硬い殻に包まれながらたっぷりと油分や栄養分を蓄え、たわわに実が膨らんでいきます。天候によって時期がずれることもありますがマカダミアは通常3月頃に収穫がスタート。

➡成長したナッツは収穫の時期を迎えると地面に自らぽとりと落ちます。幹を揺らすことなく、自らのタイミングで木から落ちた実を生産者は拾い集め収穫します。

➡昔はなんと手作業で収穫していた様ですが最近は専用のトラクターを使って回収作業が行われています。

➡回収されたナッツはそのまま農場内の施設で外皮から外され茶色い固い殻を残したまま次の加工工場へと運ばれていきます。

➡マカダミアは殻のまま加工業者に届けられ、計量、等級分け、殻割りが行われます。またこの硬い殻は家庭用品からプールのフィルターまで、あらゆるものの製造に使われるほか、再生可能エネルギー源としても利用されています。オーストラリアの生産者はマカダミアの殻をも無駄にすることなく循環するシステムを構築し,環境にできるかぎり負担をかけないよう配慮をしています。

➡マカダミアの固い殻を割って中から白いナッツを取り出し、パッケージに梱包。ちなみにマカダミアナッツは殻付きで購入することもできますよ。殻は非常に硬いため専門のナッツクラッカーも忘れずに!専割りたてのナッツの味はフレッシュでまた格別ですよ〜!

➡収穫が終わると生産者は来年の収穫のために果樹園を準備。でもその前に収穫が無事に終わった喜びを噛み締めながら生産者の方々もほっと一息ついています。安堵と充実感が入り混じった素敵な表情ですよね♡

生産者からのメッセージ

「私たちは毎日、マカダミアの木を愛でながら大好きだよと伝えています。その甲斐あってとてもおいしいナッツが実るのですよ」とはクイーンズランド州のジンピー近郊にあるフォルカーク農場のエイミー・トーマスさん。マカダミアを手にする皆様にこのようなメッセージを送ってくださりました。

 

「お客様に最高のマカダミアナッツをお届けするため私達生産者は心を込めて選別しています。良質なマカダミアナッツは茶色い光沢のある外皮が特徴です。また殻を割ったときの音が澄んできれいなこと、食べたときの食感がクリーミーであることも重要です。自分の食べ物がどこから来たのか、安心してお客様がマカダミアナッツを手にとれるよう、ナッツを育て、それを収穫し、お届けするまでの工程全てにこだわりとプライドを持っているのですよ」。

まとめ

生産者の方々の純粋な心と真摯な姿勢が生み出すオーストラリア産マカダミアナッツ。店頭で見かけたら是非手にとってそのプレミアムな味を楽しんでくださいね!

 

 

(オリジナル記事)

https://www.australian-macadamias.org/consumer/sustainability/true-traceability/

 

https://www.australian-macadamias.org/consumer/from-farm-to-fork-the-journey-of-an-australian-macadamia/

 

https://www.australian-macadamias.org/consumer/james-and-aimee-thomas/

 

(参考記事)

https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trace/

Exit mobile version