手軽に作れる自家製の発酵マカダミアチーズのレシピをご紹介します。ブレンドしたマカダミアナッツをプロバイオティクスと一緒に発酵させることで、驚くほどチーズに似た風味ながら、乳製品不使用の美味しい発酵マカダミアチーズに仕上がります。また、腸内細菌にも良い効果があるとされているので、トーストに塗ったり、サラダにのせたりと、クリームチーズやフェタチーズの代わりに使ってみてはいかがでしょうか。新しい味をぜひ楽しんでみてください。
材料(ロール2本分)
- 生のマカダミアナッツ 2カップ (280g)
- ろ過水
- 海塩 小さじ1
- オニオンパウダー 小さじ2
- ガーリックパウダー 小さじ1
- 味噌 小さじ2またはニュートリショナル・イースト(栄養酵母)大さじ1
- 海塩 小さじ3/4
- レモン汁 大さじ3~4
- ろ過水 0.5~1カップ
- プロバイオティクスカプセル* 2個
- ロール用 お好みでフレッシュハーブか乾燥スパイス(ディルのみじん切りや軽く砕いたピンクペッパーがおススメ)
*プロバイオティクスのカプセルは、プレバイオティクスが含まれていないものを選び、完全にビーガンにしたい場合には、ビーガンプロバイオティクスを使ってください。
作り方
- まずマカダミアを浸す。マカダミアを大きなボウルに入れ、ろ過水で覆う。塩を入れてかき混ぜ、8時間から一晩浸す。浸すことで柔らかくなることでマカダミアナッツをミキサーにかけられるようになり、また塩水がナッツチーズをカビから守ります。
- 浸したマカダミアの水気を切って洗う。オニオンパウダー、ガーリックパウダー、味噌または栄養酵母、塩、レモン汁大さじ3と一緒に高速ミキサーにかける。最高速度で撹拌し、少量の水を加えながら、滑らかでクリーミーな状態にする。
- 途中、定期的にミキサーを止めて側面をこすり落とし、ミキサーが動きやすいように必要に応じて少量の水を加えていく。(加える水が少なければ少ないほど、最終的なチーズは固くなる)。
- 数分間ミキサーにかけてクリーミーな状態になったら、味見をしてみて、少しピリッとさせたければ、好みに応じて最後にレモン汁を大さじ1杯を加える。
- プロバイオティクスを加える。ヘラを使って混ぜ合わせたものを清潔なボウルに移し、チーズがミキサーでかなり温まっているようなら、そのまま少し冷ましておく。
- 室温に戻ったら、プロバイオティクスのカプセルを開け、中身を振りかける(カプセルのケースは入れない)。ヘラでよくよく混ぜ合わせる。
- 水気を切って発酵させる。中くらいのボウルの上にザルか網状のふるいを置き、チーズから液体が抜けるように数センチ隙間を空ける。ザルかふるいに清潔なふきん(やモスリン布)を敷く。チーズを布巾にすくい入れ、輪ゴムで布巾の中心を固定し、チーズをボール状にする。
- 布に包んだチーズミックスの上に重しを置く。豆の缶詰を2、3個か、米や豆を詰めた瓶がでも代用できる。重しで余分な水分が抜けてチーズが固まるので、成形しやすくなる。
- 台所に24時間置いた後、ラップを外して味見する。ピリッとした、ちょっと癖のある「チーズらしい」風味が感じられるはず。また、より強い風味が欲しい場合は、ラップをかけ直して重しを置き、さらに12~24時間(合計で最大48時間)置いておく。
- 冷えて固くなったチーズのラップを解き、2つに分ける。それぞれの半分を円盤状(ブリーのような形)、または丸太状(ヤギのチーズのような形)にする。密閉容器に入れて冷蔵庫で数時間寝かせる。
- チーズを容器から丁寧に取り出し、お好みのハーブやスパイスでまんべんなくコーティングし、盛り付ける。残ったチーズは密閉容器に入れて冷蔵庫で7~10日ほど保存する。フレッシュハーブで巻いたチーズは、乾燥スパイスで巻いたチーズほど日持ちしない。
- カビの繁殖を防ぐため、ミキサー、ボウル、調理器具、保存容器は清潔なものを使用してください。
- 少ない量で発酵マカダミアチーズを作ってみたい場合は、半分のレシピで、丸太状のものを1つ作ってみてください。
- チーズはフードプロセッサーでもできますが、高速ミキサーを使うことで、より滑らかでクリーミーな仕上がりになえいます。
- 本レシピでは味噌を使うことで、プロバイオティクスが豊富な発酵食品がチーズに加わります。栄養酵母を使っても同じような「チーズのような」風味が加わりますが、プロバイオティクスは増えません。
- お好みで、フレッシュハーブや他の香辛料等(スモークパプリカや挽いたチポトレチリがおすすめ)を加えても美味しくいただけますので、いろいろなフレーバーでお楽しみください。。