フェイスケアからボディケア、ヘアケアなど全身に使える、マカダミアナッツオイルの活用方法をご紹介します。実は乾燥に悩まされやすい夏にも、ベタ付かず、肌に馴染むマカダミアナッツオイルはぴったり!オイル美容を極めましょう。
夏にもオススメ!
マカダミアナッツオイルのある暮らしでオイル美容を習慣に
毎日の生活の中のあらゆるシーンで美容オイルとして活用できるマカダミアナッツオイル。オイル美容に興味があるけれど、どう使っていいのかわからない方へ。ヘアケアからスキンケアまで、とても手軽に使えるんです。今すぐ実行できるアイディアをたっぷり紹介します。
マカダミアナッツオイルは夏の美容ケアにもオススメ!
マカダミアナッツオイルの成分は、オレイン酸などでよく知られている一価不飽和脂肪酸がおよそ8割を占めています。そのうち、オメガ7のパルミトレイン酸の含有率が20%以上。ナッツ系油の中では最も多く含まれています。
このパルミトレイン酸は、人間の皮脂にも含まれており、肌馴染みがとても良いです。加齢と共に少なくなる成分なので「アンチエイジングオイル」「若返りオイル」としても人気です。
また、パルミトレイン酸を多く含むおかげで、軽くてべたつきが少ないのに、肌にしっかり浸透しやすいのが大きな特徴。肌の柔軟性を維持し、乾燥肌やしわ対策、日焼け対策に有効なことでも注目が高まっています。
夏にベタつくオイルを使うのは嫌だと感じる方もいるかもしれませんが、紫外線、エアコンなどで思った以上に肌は乾燥しています。マカダミアナッツオイルはサラサラとした使い心地で、バニシングオイル(消えて無くなるオイル)と呼ばれるほど。湿度の高い梅雨のシーズンにも暑い季節にも使いやすいのです。
マカダミアナッツオイルは日焼け対策にも!
マカダミアナッツオイルにはカリウムやリンなどのミネラルと、ビタミンEなどが含まれています。
ビタミンEは肌の状態を改善し、紫外線によるダメージを防いだり、ダメージを受けた肌を回復させたりする効果も見込めます。湿疹や火傷の治療に使われることもあります。
マカダミアナッツオイルを日焼け後のケアに活用したいなら、マカダミアナッツオイルにシアバターを合わせて湯せんにかけるなどして温め、冷めたらラベンダーやカモミールなどのエッセンシャルオイル(精油)を加えて、アフターサンローションを作るのがオススメ!
ラベンダーとカモミールは日焼けなど様々なタイプの火傷に有効で、痛みを止め、日焼けした肌の回復を早める効果も見込めるといわれています。
実は、マカダミアナッツオイルは、自家製の日焼け止めオイルの材料として使われることもあります。ただし、肌に優しいですが、市販の製品ほど高い日焼け止め効果は無いので、SPF値が高いアボカドオイルなどのオイルや市販の日焼け止めクリームと組み合わせて使うとより良いでしょう。
マカダミオイルでフェイス&リップケア
マカダミアナッツオイルをフェイスケアやリップケア、ネックケアやデコルテケアなど顔まわりのケアに使うアイディアと方法、効果をご紹介します。
ブースターオイルとして使う
マカダミアナッツオイルをお風呂上がりや洗顔後、ブースターオイルとして顔に数滴付けて、そっと包み込むようにハンドプレスしましょう。肌が柔らかくなり、その後の化粧水や美容液などスキンケアの有効成分の浸透率アップが期待できますよ。
化粧下地に数滴混ぜる
いつもの化粧下地にマカダミアナッツオイルを数滴垂らして馴染ませましょう。艶出し効果があります。好みで化粧水、乳液、クリームなどに混ぜてもいいでしょう。
化粧直しに
メイク崩れが目立つ時、マカダミアナッツオイルをほんの少し指の腹でなじませれば、よれた化粧が目立たなくなります。
メイク落としに
マカダミアナッツオイルを綿棒につけて、コロコロと転がすようにマスカラやアイメイクを落としてみてください。
ネックケア&デコルテケアに
普段使っているクリームにマカダミアナッツオイルを数滴混ぜ、顔からそのまま首周り、デコルテまでのケアに。首や肩周りをそのままマッサージするのもオススメです。
オイルマスクに
顔全体にマカダミアナッツオイルを伸ばして、オイルマスクを。約10分経ったら、蒸しタオルで拭き取ればしっとりとしたハリのある肌に!オイルマスクの後にシートパックや美容液でケアをすればさらに効果的です。
マカダミアナッツオイル・リップバーム
マカダミアナッツオイルはそのまま唇に塗ってケアしても良いですが、好みの香りで使い心地も最高のリップバームも簡単に手作りできます。
マカダミアナッツオイルでハンド&ネイルケア
マカダミアナッツオイルは軽く、ベタつきにくく、効率的に肌に浸透するので、ハンドケアやネイルケアにも最適です。
まずは指先にマカダミアナッツオイルをたっぷり塗ったあと、根元から押し上げるようにマッサージしながら、爪と指の境目まで伸ばしましょう。余った分は手になじませて!
水仕事や庭仕事など洗い物をした後などは特に、マカダミアナッツオイルを数滴垂らしてマッサージをするのが習慣付けられると理想的ですね。
マカダミアナッツオイルでボディケア
全身のマッサージはもちろん、かかと、肘、膝のケアにもマカダミアナッツオイルはオススメです。もしかかとが黒っぽく硬くなってしまっていたら、マカダミアナッツオイルを塗ったあと、ラップで包むようにして温めるとさらに効果的です。
<ボディオイルの作り方>
材料:マカダミアナッツオイル(キャリアオイル)……200ml
※アボカドオイル、ホホバオイルを好みでブレンドしても。
エッセンシャルオイル(精油・好きなもの)……20滴
作り方:漏斗を使用して、濃い色のガラス瓶にマカダミアナッツオイルを移し、そこに好みのエッセンシャルオイルを加えるだけ。蓋をして、エッセンシャルオイルがキャリアオイル全体に行き渡るようにゆっくり振れば完成です。
エッセンシャルオイルは、お好みで良いですが、夏は、清涼感のあるペパーミントもオススメです。日焼けが気になるときはラベンダーもいいですね。
ボディオイルが余ったら、手持ちのバスソルトと混ぜて即席スクラブにしても◎。角質が簡単にクリアになりますよ。
マカダミアナッツオイルでヘア&スカルプ(頭皮)ケア
ヘアケアやスカルプケアにもマカダミアナッツオイルは大活躍。マカダミアナッツオイルはヘアケア製品として、シャンプーやトリートメント、整髪剤にも使われています。マカダミアナッツオイルに多く含まれるパルミトレイン酸は、髪の毛のキューティクルを整えて、油・水分、タンパク質などの流出を防ぐのに役立つ重要な脂肪酸です。そして髪にすべての髪質に合い、吸収性や浸透性が高く、髪に栄養と潤い、ハリ、コシ、ツヤを与えてくれます。軽く、ベタつきにくいのも特徴です。
頭皮クレンジング
洗髪前に、乾いた頭皮にマカダミアナッツオイルを数滴垂らし、地肌をよくマッサージしましょう。そのままバスタブに浸かって蒸気で蒸すようにしてから後でシャンプーで洗い流すとさらに効果的です。頭のエイジングケアにもなります。紫外線が当たりやすい、髪の毛の分け目も意識してケアすると良いですね。
スタイリング剤として
髪の毛の内側からもみ込むようによく馴染ませましょう。お出かけ前なら、そのまま仕上げに、髪の毛の先まで軽く撫でるようにすると、短い髪の毛も程よくまとまります。
アイロン後の艶出しに
ヘアアイロンやコテなどで軽く巻いたり動きを出したりした後、軽くマカダミアナッツオイルを毛先に馴染ませましょう。程よい艶と輝きが出て、パサつきを抑えてくれます。
マカダミアナッツオイルをバスタイムの前後に
お風呂時間の前後にオススメしたいマカダミアナッツオイルの取り入れ方、使い方のアイディアをまとめてご紹介します。
湯船やシャンプーに数滴垂らして
バスタブの中にマカダミアナッツオイルや好みのエッセンシャルオイルを数滴入れてオイルバスを楽しみましょう。肌がしっとりと潤います。または普段使いのシャンプーやトリートメントに数滴加えるのも○。
入浴で温まった身体に全身マッサージ
お風呂タイムの後は、身体が温まっているうちに、オイルを使って全身をマッサージするのがオススメ。肌が柔らかく、吸い付くような感触で、極上のリラックスタイムになりますよ。
オススメのマカダミアナッツオイル
キャリアオイルとしてオススメのマカダミアナッツオイルの商品をご紹介します。スキンケアやマッサージに使えるコスメグレードのオイルは信頼できる確かな品質のものを揃えたいですね。
気をつけたいこと
マカダミアナッツオイルは酸化しやすいリノール酸の含有率が低いので、比較的長く保存できます。でも、高温多湿、直射日光の環境は避け、冷暗所に保存するようにしましょう。
食用オイルは口に入れても安全だから、肌に使っても良さそうと思いがちですが、実はファイトケミカルや脂溶性のビタミンを残すため、精製が最小限に留められています。ファイトケミカルは、もし経皮摂取されるとアレルギーを引き起こす危険性があります。そして、食用オイルは肌の上で酸化するオイル焼けのリスクも。マッサージやスキンケアには食用オイルではなく、精製された美容グレードのキャリアオイルを使うようにしてくださいね!
<その他の記事>