マカダミアナッツはオーストラリア原産の植物で、6千万年前にニューサウスウェールズ州北部やクーンズランド州南部にある熱帯雨林で生まれました。そして1850年代に、ヨーロッパの植物学者ウォルター・ヒルとフェルディナンド・ヴォン・ミューラーらがクイーンズランドの熱帯雨林に生えるその神秘的で美しい木々を発見しました。以来長きに渡り、マカダミアナッツは健康に良いとされる栄養価を多く含む、自然由来の健康食品として世界中で愛されてきました。今回のコラムでは、その驚くべき栄養価についてご紹介していきます。
マカダミアナッツの驚くべき栄養価―抗酸化物質
マカダミアナッツはオーストラリア原産の植物で、6千万年前にニューサウスウェールズ州北部やクーンズランド州南部にある熱帯雨林で生まれました。そして1850年代に、ヨーロッパの植物学者ウォルター・ヒルとフェルディナンド・ヴォン・ミューラーらがクイーンズランドの熱帯雨林に生えるその神秘的で美しい木々を発見しました。以来長きに渡り、マカダミアナッツは自然由来の健康食品として世界中で愛されている自然食品で、健康に良いとされる栄養価を多く含んでいます。
写真はニューサウスウェールズ州北部で旦那様とマカダミア農家を営むウェンディさん。彼女は今も現役でマカダミア産業に携わり、マカダミアとともに美しい地球を守るために日々汗を流しています。彼女のこの美しさ、この元気はおそらくマカダミアの恩恵でしょう。
マカダミアナッツはその栄養価の高さだけでなく、何よりもそのおいしさが人々に愛されている所以ではりますが、このクリーミーでこんなにも美味しいマカダミアナッツが細胞の損傷、病気、認知機能の低下から体を守るのに役立つと言われている理由をご紹介します。
ファイトケミカルが豊富
マカダミアナッツには、抗炎症作用と抗酸化作用を示す植物に含まれる化合物であるフィトケミカルが豊富に含まれています。酸化ストレスは、体内で起こる多数の化学反応により形成される有害なフリーラジカルによって引き起こされます。この細胞損傷は、炎症、早期老化、糖尿病、アルツハイマー病、心臓病などの慢性疾患の一因となります(*参照1.3)。
そして果物、野菜、全粒穀物が豊富な食事の一部として、天然の抗酸化物質が豊富なマカダミアナッツを食べると、酸化ストレスのマーカーが改善され、慢性疾患や早期老化のリスクが軽減されることが示されています(*参照4)。マカダミアナッツには、マンガン、マグネシウム、銅などの抗酸化ミネラルも含まれています。これらの栄養素は、身体に悪影響を及ぼすフリーラジカルによる損傷から脳を守ると言われています。
またマカダミアナッツには、抗酸化特性を示すビタミンEの一種であるトコトリエノールも豊富に含まれています。これは、コレステロールを下げ、がんや脳疾患から保護するのに役立ちます(*参照5,6.7.8)。
老化防止
最近の研究では、健康的な食事の一環としてマカダミアナッツのようなナッツ類を定期的に摂取することで、認知機能の改善と低下の抑制に役立つ可能性があることが示されています。9
オレイン酸
悪玉コレステロールを下げるといわれるオレイン酸も豊富に含まれています。オレイン酸は動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ作用が期待できるのではと見込まれています。脳卒中や脳血栓、認知症の予防効果も望めるかもしれません。
ビタミンE
また、マカダミアナッツには老化や生活習慣病予防に効果的な栄養素といえるビタミンEも含まれています。ビタミンEは抗酸化物質として活性酸素から身体を守ってくれる働きがあり、免疫力を高める機能や、血管内で血液が固まるのを防ぐ効果も見込めます。10
適度な運動とマカダミア
沢山の栄養価について、そして期待できる健康効果などをご紹介しましたが、これでマカダミアがなぜ健康な毎日をサポートしてくれるのを少し知っていただけたと思います。ただ、マカダミアを食べていれば健康、というわけではもちろんありません。適度な運動とリラックスできる環境や時間もとても大切。太陽の下で土と木々に触れながらネイチャーな時を過ごすのも併せておすすめします。気候の心地よい春や秋に山や川などへハイキングをして、広大な自然と美しい空気に囲まれて、小腹が空いたらマカダミアをつまむ、というレジャーに挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、マカダミアナッツが生まれた地・オーストラリアへ旅行し、オーストラリアの素晴らしさ、そしてマカダミアナッツの美味しさを体験するのもよいでしょう。
屋外は苦手という方は、ご自宅で出来るヨガやフィットネスの合間にマカダミアナッツを食べる習慣をつけることで、ストレスから解放され、精神衛生も向上するでしょう。