花を咲かせることなく実をつけるようにみえることから「無花果」と書くイチジク。その歴史は長く、古代エジプトや古代ギリシャ・ローマ時代から育てられ食されており、あのクレオパトラも好んで食した不老長寿の果実、なーんて言われるほど栄養価の高い果物の一つです。じめっとした日々が続きますが、今回はこの頼もしいイチジクに注目し、マカダミアとコラボして初夏の軽やかなレシピを考案してみました。
初夏の朝食にもピッタリ
フレッシュなイチジクとマカダミアとのペアリングレシピを大公開!
花を咲かせることなく実をつけるようにみえることから「無花果」と書くイチジク。その歴史は長く、古代エジプトや古代ギリシャ・ローマ時代から育てられ食されており、あのクレオパトラも好んで食した不老長寿の果実、なーんて言われるほど栄養価の高い果物の一つです。じめっとした日々が続きますが、今回はこの頼もしいイチジクに注目し、マカダミアとコラボして初夏の軽やかなレシピを考案してみました。
マカダミアナッツのベジタルで優しい甘味と、コリっとした歯ごたえ、バターのようなクリーミーなテクスチャーと、イチジクのあっさりとした味わい&グリーンのさわやかな香りが溶け合うと、それはもう究極のパーフェクト・マッチと言えます。
「無花果」と書いてイチジク。でも本当は見えない部分に花が咲いています。どこが花だと思いますか!?正解は実の内側。イチジクを縦に割ると中心部分の赤いツブツブがありますが、これが実はイチジクの花の部分にあたるのです。私達が食べていたのは実ではなく花だったのですね!
旬は年に2回。一般的に6-8月頃に旬を迎える夏化専用種は実が大きいのが特徴。一方、8-11月頃に収穫される秋果専用種はより甘みが強いと言われています。これからしばらく市場に出回り、手に入りやすくなるので是非手にとってみてください。
◾女性ならなおさら気になる、いちじくの栄養素!
あのクレオパトラが愛したというのだから、特に女性は知っておきたい!いちじくの栄養素。
まず内側のツブツブですが、ここには女性ホルモンと同じ働きをする「植物性エストロゲン」が含まれています。このエストロゲンは女性特有の月経前症候群(PMS)や生理痛の緩和や更年期障害への効果があるとか。さらに美肌効果も期待できるとのことで女性には嬉しい栄養素がたっぷり。
またマカダミアと同様に食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整え便通の改善への効果も。カルシウム・鉄分・ミネラルも豊富、貧血やむくみ改善、さらには高血圧予防にもなるとか。さらに骨を強くするカルシウムもはいっているのですから、古代から「不老長寿の果実」と大切に食されてきたことがよく分かりますよね!
ただ食べすぎには要注意!食物繊維が豊富なゆえに下痢や胃痛の原因、またアレルギー発症の原因にもなりうるので美味しく適量をいただきましょう。
◾美味しいイチジクの見分け方、保存方法
良質ないちじくの目印は皮にハリがあり、大きく、傷のない実であること。完熟の印は果実が耳たぶほどの柔らかさになり、お尻がはちきれそうに開きだして全体が赤褐色に染まるころ。日持ちがあまりしないので早めにいただきましょう。保存したい場合はビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。
◾イチジクとマカダミア、朝食やブランチにおすすめのレシピ
フレッシュなイチジクはなんと85%が水分でとてもみずみずしい果実。朝なかなか食欲がわかないという方も食べやすく、効率よく栄養素も補給できるので万能だといえるでしょう。週末などちょっと余裕のある朝はぜひこちらのレシピでアレンジを楽しんで。
ココナッツヨーグルトとフルーツの朝ごはんボウル ・マカダミアとドライフルーツのカリカリトッピング
このトッピングミックスさえ作っておけば忙しい朝に重宝するはず!ヨーグルトにパパッとのせるだけで簡単で栄養満点な朝食が完成です♡
マカダミアとイチジクのブルスケッタ
リコッタチーズとマカダミアのスプレッドさえ作ればトッピングは自由にアレンジ可!
材料(一人分)
マカダミア 50g 刻みマカダミア(トッピング用) 10g リコッタチーズ 100g
塩、胡椒 フレッシュなイチジク 1個 バゲット 2枚
《作り方》
- マカダミアをブレンダーでなめらかになるまで撹拌、リコッタチーズを入れ再び軽くブレンダーで混ぜ合わせ、塩コショウで味を整える。
- バゲットをこんがりとトースターで焼く
- 1のリコッタチーズスプレッドを塗り、フレッシュないちじくとトッピング用のマカダミアをちらして出来上がり
まとめ
軽いけれどしっかり栄養素を補給できて元気になるレシピ、いかがでしたでしょうか。
これから湿度と雨の季節を迎える日本。なんとなく食欲が落ち気味になる方も多いかもしれませんがみずみずしいフレッシュなイチジクは食べやすい上にマカダミアナッツは腹持ちをアップしてくれるので特に朝食には最高のペアリング。なんとなく力がでない、そんなときはぜひとも体の喜ぶものを選んでみては!?
【参考文献】
『イチジクの絵本』かぶもとてるひさ著 農山漁村文化協会