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今すぐ食べたくなる!マカダミアナッツ・パンケーキ特集

衰えを知らないパンケーキブームが続いています。日本での火付け役は実はあのお店?オーストラリアのパンケーキ事情から知られざるパンケーキの歴史、おうちで簡単に作れる、とっておきのマカダミアパンケーキレシピまでお伝えします。

今すぐ食べたくなる!
マカダミアナッツ・パンケーキ特集

パンケーキ専門店には長い行列ができ、海外から新しいお店が次々に上陸しては話題に。
そんなパンケーキの歴史や事情から、おうちで作るパンケーキをさらに美味しくするアイディア、
極上マカダミアナッツ・パンケーキのレシピまでを紹介します。

日本のパンケーキブームの火付け役はオーストラリア発!現地のパンケーキ事情は?

実は、10年以上に渡る日本のパンケーキブームの火付け役は、オーストラリア発のあるパンケーキがきっかけ。シドニー発祥の人気カフェ・レストランで最初は朝食専門だった「bills(ビルズ)」の看板メニュー「リコッタパンケーキ」です。

2002年にニューヨーク・タイムズがbillsのスクランブルエッグを “世界一の朝食”と評し、数々のセレブリティが注目したことで一気に知名度がアップ。日本では、2008年に1号店が鎌倉・七里ヶ浜にオープンし、現在は、表参道や銀座のほか、大阪や福岡など全国に店舗があります。

それまではどちらかというと、パンケーキは、ファミリーレストランで選ぶ、朝食やおやつの選択肢の一つというイメージだったのですが、「あのパンケーキを食べに行く」ということ自体がエンターテイメント性を持ち、大勢の人が人気店に行列する姿が見られるようになりました。

実は、日常的にパンケーキを食べる習慣のあるオーストラリア。24時間営業の有名なパンケーキ専門店も数多くあります。例えば、シドニーにある「Pancakes on The Rocks(パンケーキ・オン・ザ・ロックス)」、ブリスベンにある、教会を改装した「Pancake Manor(パンケーキ・マナー)」などが有名でしょうか。カフェやレストランでもパンケーキは定番メニューなのです。

billsのパンケーキのように、リコッタチーズが入ったふわふわのパンケーキを出すお店も多いですが、マカダミアナッツを使ったパンケーキを出すお店もあります。例えば、ゴールドコーストにあるパンケーキ専門店「Pancake in Paradise(パン ケーキ・イン・パラダイス)」では、マカダミアナッツをふんだんに使った“マカダミア・パンケーキ”が有名です。

ただし、オーストラリアのパンケーキは、どちらかというと薄めの生地が一般的。ですが、パンケーキではなく“hotcake(ホットケーキ)”と表記する店も多く、日本のように厚めの生地のところもあるそうですよ。

パンケーキの定義や歴史は……

そもそもパンケーキの定義はなんでしょうか?パンケーキ(pancake)という名前ですが、このパンは食パンのパンではなく、フライパンのパン。底の平らな鍋で焼いたケーキのことです。ただし、鉄板やオーブンで焼く場合もありますし、通常は円形ですが、型に入れて焼いたり、流し込み方を工夫したりして形を変えることも。平たく、薄いものが多いですが、厚みのあるふわふわのパンケーキもあります。材料も小麦粉が使われることが多いものの、米粉、ソバ粉、トウモロコシの粉などが使われることもあります。生クリームや果物を添えて甘くして食べることもあれば、野菜や肉を添えて塩味で食べることもあります。

歴史を紐解いてみると、似たような形状や味、役割の食べ物ははるか昔から世界中で食べられていたようです。古代ローマ人が神様に近しいものを捧げていたことがわかっていますし、17世紀のオランダのレシピ本にも登場しています。また、イギリスにはパンケーキを入れたフライパンを持って走る「パンケーキレース」がありますが、最古の記録は1445年だとか。ちなみに、山のように重ねたパンケーキにメープルシロップとバターを乗せたものは、アメリカの開拓時代からのイメージのようです。

そのほかにもアジアや中南米、アフリカなど様々な地域で、パンケーキと似た形状のものがあります。日本のお好み焼きも形状や調理方法からパンケーキの一種と考えられているようです。

今、日本でブームになっているのは、カラフルなフルーツで彩り、スフレのように分厚くふわふわにしたものや、クリームで華やかな見た目にしたパンケーキが中心。よく写真映えすることもあり、専門店に行って食べるイメージが強いですが、実は様々にバリエーションがあり、豊かな歴史と文化を持つ特別な食べ物なのです。

おすすめ!マカダミアパンケーキレシピ

マカダミアナッツをたっぷり使ったオーストラリア流パンケーキレシピを紹介します。どれも材料さえ揃えば、生地は基本混ぜるだけで極上の味に!ぜひお試しください。

マカダミア&バナナのバターミルクパンケーキ

マカダミアナッツとバナナを混ぜたオリジナルのパンケーキ生地。仕上げにもたっぷりのマカダミアを!

グルテンフリー・マカダミアパンケーキ

マカダミアナッツ入りのパンケーキに、グリルフルーツやマカダミアバタークリームが最高に合います。

チョコレート味のマカダミアバター入りパンケーキ、ロースト・メープルマカダミア添え

マカダミアバターを挟んで焼き、メープルシロップをかけてからローストしたマカダミアを散らす豪華なレシピです。

パンケーキにプラスするマカダミア・アイディア

材料を揃えるのはハードルが高い、または家庭で、短時間でさっと用意したい時には、市販のパンケーキミックスやホットケーキ粉を使う方も多いのではないでしょうか。いつものシンプルなパンケーキにプラスするだけでグンと美味しくなるマカダミアアレンジをお伝えします。

マカダミアバター

市販のバターの代わりにマカダミアバターをパンケーキの上にかけてみてください。

マカダミアミルク

いつものレシピで牛乳の代わりにマカダミアミルクを使うだけ。風味が違います!

いちごとマカダミアファッジ

パンケーキにこのいちごとマカダミアファッジをトッピングするととびきり豪華になりますよ。

自家製マカダミアアイスクリーム

おやつタイムに食べるパンケーキ。マカダミアアイスクリームをプラスすれば最高のスイーツに!

そのほか、マカダミアナッツオイルを薄くフライパンにひいてからパンケーキを焼く、ローストしたマカダミアナッツを上に散らすといった簡単アイディアもオススメですよ。

外でも家でも楽しめるパンケーキ!

世界中で長きにわたって愛され、素朴でシンプルな朝食から豪華でエレガントなデザートまで変幻自在なパンケーキ。

行列ができるパンケーキ店の中には、マカダミアナッツをアレンジしたメニューで知られるところも多く、パンケーキとマカダミアの相性は抜群です。パンケーキは、おうちで気軽に作ることができるのも魅力の一つなので、ぜひマカダミアナッツを加えて試してくださいね。

参考文献
『パンケーキの歴史物語』ケン・アルバーラ/原書房

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