生産者たち~Adam Humphris

Adam Humphris
(アダム・ハンフリス)

アダム・ハンフリスはニュー・サウス・ウェールズ北部でお兄さんのブロック、その奥さんのネス、そしてご両親のブラッドやジュディと共に、9500本のマカダミアの木のある農園を経営しています。農園はエミグラント・クリークと1800本の雨林樹に囲まれ、定住カモノハシを含む様々な野生動物の住処になっています。

アダム、ブロック、ブラッドの3人は、半年以上もの時間をかけてこの産業についてリサーチをし、栽培者の話を聞き、適切なマカダミア農園を探しました。そして2012年にこの農園を購入して、すぐさま果樹園を活性化させる18年計画に乗り出したのです。オーストラリアのマカダミア栽培者は、それこそ様々なバックグラウンドや職業を持った人達ばかりですが、ハンフリス一家も例外ではありません。アダムとブロックは自分達のスポーツ用品の小売りビジネスを売却して、マカダミア農園を手に入れたのです。

オーストラリアのマカダミア栽培者は再利用・再使用に力を入れています。ハンフリス一家が果樹園を購入した後最初にした作業は、木々の太い枝を伐採して、農園の地面に日が差し、木の周囲に草が生えるようにすることでした。そしてその取り除いた枝は、細かく砕いて木のための肥料にしたのです。「それは『金』と呼べるようなものですよ。それに我々の「汗」以外には、全くお金がかかっていないんですからね。」とアダムは語ります。

お笑い事実:この農園はもともとタンポポ農園で、以前はオーストラリアのシェフ、ピーター・ラッセル・クラークが所有していました。彼はタンポポを引き抜いて、変わりに果物のレイシをここで栽培したそうです。