生産者たち~Alli PAGE
アリは1998年以来バイロン奥地のクーパーズ・シュートで、家族経営のマカダミアと牛の農園を所有し、運営しています。
彼女は農園の4500本のマカダミアの木の計画、植林、栽培に直接携わりました。そして農園を経営して行くに当たり、オーストラリアの70%の栽培者がそうであるように、有機的、あるいはそれに代わり得る解決策を積極的に探したのです。
アリは自分の果樹園に、「トゥリコグラマ」と呼ばれるスズメバチを導入しました。それは木や実に穴をあける害虫による損害を大幅に抑える助けになり、過去10年の間に使われていた化学的なスプレーも、劇的なまでのレベルで使わなくて済むようになったのです。
彼女は水路の保全にも力を入れており、土壌の浸食をコントロールするための試みとして、果樹園全体に「スマザー・グラス」(果樹園の地面を覆う画期的な草)という草を植えました。
「私達の果樹園は海や灯台に臨んでいて、オーストラリア中で一番美しい風景ですが、このゆるやかな起伏の困った点は、土壌侵食に上手な手を打たなければならないということなんです。」とアリは語ります。彼女にとっての一番の難関は、天気なのだそうです。「サイクロンの嵐と雨季は、どんなに楽観的な栽培者にとっても厳しい試練ですよ。」
新しい栽培者へのアドバイスは?:「質問をしてください。マカダミアファミリーは、情報を共有する準備ができている人々を受け入れており、オーストラリアのマカダミア協会、他の栽培者、MacGroup、専門家のいずれであっても、知識と経験を共有する人が常にいます。」
元オーストラリアマカダミア協会の理事であるアリは、マカダミアの不動産マーケティングを専門とする不動産エージェント(バンガローを拠点とする)でもあります。