生産者たち~Austin Curtin
美しいニュー・サウス・ウェールズのノーザン・リバーズ地方で、2代目マカダミア栽培農家をするオースティン・カーティスをご紹介します。「僕は兄と3人の妹と一緒に、この農園で育ったんですよ。1980年の終わりから、ずっとここでマカダミアの木を育てています。」
彼のお父さんとお母さんが農園を始めました。もともとオーストラリアにあった森の食料の木を、再び風景の中に植林している家族の一員であるのは、本当に素晴らしいことだと彼は言います。「僕は自分達がしていることにとても誇りを感じています。つまり原産種の、珍しく価値のあるものを産出する木で、この国を育てて行くということです。それは正にオーストラリアの象徴ですし、間違いなくこの地方の象徴でもあるのです。」
オースティンは、収穫の季節が始まるのをドキドキしながら待っていると言います。「トラクターを始動させ、ナッツが収穫される音を聞くのは、何とも言えない喜びですね。」
マカダミア農園では「家族」が重要な鍵となります。「マカダミアは僕たち家族の中心にあります。農業とマカダミア栽培をする家族経営の一部であるのは、とても喜ばしいことです。父がこの農園をスタートさせ、僕が今知っていることの多くは、父から学んだものです。僕はそれと同じことを、今度は自分の子供達にしてあげようとしています。子供達はここが好きですし、笑顔を見ればそれが本当であるとわかるんですよ。」
果樹園で作業をしていない時のオースティンにとって、「ニュー・サウス・ウェールズ北部に住んでいる」ということは、すなわち「海に近い」ということです。「気候は最高だし、海岸はすぐそば。サーフィン・ボードを車のルーフに乗せて海岸へと向かい、オーストラリア東海岸の美しさを満喫します。そうして家へ戻っても、一日の仕事を充分こなすことができるのです。」