生産者たち~Geoff Chivers

Geoff Chivers
(ジェフ・チヴァース)

ジェフ・チヴァースは、バンダバーグのマカダミア開拓者のひとりで、最初の木を1990年に植林しました。

ジェフは5代目で、彼の家族(妻のナレルと2人の息子ルークとライアン)は約14,500本の木のある43ヘクタールの果樹園を経営しています。この地方の一番古い農園のひとつで、また一番産出量が多い農園でもあります。それはジェフの細部にまでのこだわりと、最良の実践農法を貫く信念の表れであると言えます。彼はリサイクリングに熱心で、ナッツの殻や小枝をマカダミアの木の根覆いや肥料にしたり、農園にはオーストラリア原産の蜂の巣が150設置されていて、蜂が自然にマカダミアの花粉を運ぶ仕組みになっています。

ジェフはビクトリアで5世代に渡ってストーン・フルーツ、梨、りんごを栽培した後、1985年にローチルド・ストーン・フルーツを栽培するため、バンダバーグに引越しました。そして広くリサーチをした後に、マカダミアへと展開して行ったのです。

「最初の何年かは非常に資本がかかるように思えますが、一端確立してしまえば、労働費は他の木や野菜の生産よりもぐんと安くなるはずだと信じていました。そしてそれは正しかったんですよ。」今やチヴァース一家は、ノース・バンダバーグにふたつ目のマカダミア農園を設立しようと大わらわです。今ある40ヘクタールの土地はもともとはさとうきび畑で、最近までは何とゴルフ・コースだったのだとか!

ジェフは1070年代にこの美味なナッツにめぐり会ってから、ずっとマカダミアを愛して来ました。「友達がアルストンビルにマカダミアの木を持っていて、毎年僕たち家族に、砂糖袋に詰めたナッツを送ってくれたんですよ。家の裏の階段に腰かけて、ハンマーで殻を割ったものです。全体の75% を僕が頂戴して、人に分けてあげたのは、残りのたった25% だったような気がします。」