生産者たち~Julie and Gary Davis
マカダミアの土地の声に魅せられて、ゲイリーとジュリー・デイヴィスはブリスベンの郊外を後にし、マカダミア農園「グランダミア・パーク」を正に1から設立しました。子供達が巣立った後、ふたりは1996年にクイーンズランドのドニー・ブルックにある、海から2キロしか離れていない、平らな砂地の区画(もとは州の所有する松林でした)を購入したのです。そして整地をし、植林をして、2-3年のうちには収穫ができるようになりました。
ふたりの果樹園には4300本の木があり、今では成樹になっていますが、灌漑をしていないため、いつ雨がふるかと常に注意を払っています。実際のところ農園の生活とは、いつもひやひやものだとジュリーは言います。「どこに雨が降って来るか、道理も何もあったものじゃないのよ。」
夫妻は自分達の育てたナッツが大好きです。「マカダミアがオーストラリア原産の木だということを、とても誇りに思っているんです。ナッツの入ったレシピを見つけたら、何のナッツを使うのかなんて忘れて、代わりにマカダミアを使うのよ。毎日食べるようにしているの。知っている人の中で、マカダミアが嫌いな人なんてあまりいないわ。」とジュリー。
彼女とゲイリーは、その熱意を上手く次の世代に受け渡すことができました。息子のミッチェルは、ギンピーの近くの土地でマカダミアを育てていますし、娘のエイミーはフォーカーク・ファームのオーストラリアン・マカダミア・チームの一員です。ということは、夕食の時は常に何かしら話すことがあるわけです。「家族が集まれば、ナッツのことを話さずはいられないわ。孫たちはそれにうんざりしていますけど。」