生産者たち~Ron Dorey

Ron Dorey
(ロン・ドリー)

ドリー家のロン、レイ、コリン、スペンサー、ケン、ジェフの6兄弟は、3代目の農業経営者として、ニュー・サウス・ウェールズの北部海岸にある堆積平野で、トマト、大豆、さとうきびを栽培するのに成功していました。実のところドリー家は、ニュー・サウス・ウェールズで30年もの間、最大規模のさとうきび生産者だったのです。

しかし1998年に見舞われた砂糖産業の衰退で、ドリー一家はマカダミアに目を向けることになりました。まず最初に小さな放牧場2つ分のマカダミアの木を、実験的に植えてみました。それがとても上手く育ったので、農場全体をさとうきびからマカダミアの生産に切り替える事業に、6兄弟は乗り出したのです。

それは一家にとっての良い転機となりました。ケン・ドリーによるとさとうきび栽培は、多少なりとも精神的な打撃をもたらしかねないと言います。「さとうきびは育てても、それを結局は燃やしてしまう。そしてそれをまた1から始める。でもマカダミアなら果樹園はどんどん大きくなって、より良いものに育って行く。鳥や野生動物も住むようになる。はるかに努力が報いられるのを感じるんです。」と彼は話します。

こんにち彼らの果樹園は、素晴らしいマカダミア・ナッツを産出しています。そしてドリー一家は、オーストラリアン・マカダミア協会の「本年度最大生産者賞」を何と5回も受賞するに至ったのです!