クラフトビールバーで
マカダミアナッツを
つまみに飲む優雅な時間

東京・代々木のクラフト・ビール・バー「Gratialligo（グラーティアリゴ）」で、オーナーの森さんにオススメのクラフトビールと、一緒に殻を割って食べるマカダミアナッツの楽しみ方とその魅力をお伺いしました。

マカダミアナッツに合うビールとは

森さんにグラスに注いでいただいたのは、季節限定のベアード・ブルーイングの「モーニングコーヒースタウト」。ローストモルトに加え、ローストされたコーヒー豆も絶妙な割合で融合されたビールです。

「ビールというと喉越しで一気に飲むのがおいしい、というイメージをお持ちのかたも多いと思います。ですが、こちらの黒ビールは7〜13℃とちょっと高めの温度で時間をかけて飲むのにぴったり。お店では8℃で出していますので、マカダミアナッツの殻を割りながら少しずつ楽しんで下さい。30〜40分くらいかけて飲んでも大丈夫。温度が高くなってくるとビールの違う表情も見えてきます」とのこと。

ベアード・ブルーイング「モーニングコーヒースタウト」
http://bairdbeer.com/ja/beer/seasonal_dtl112_morningcoffeestout.html
販売は期間限定。こちらが手に入らない場合は、スタウトかエールビールをチョイスすると良さそうですね。

殻つきマカダミアナッツの魅力と楽しみ方

世界一かたいといわれる、殻に包まれたままのマカダミアナッツを出した時のお客さんの印象はどうなのでしょうか。

「殻を割りながら食べることができる、ということを知らない方がほとんど。さらに、塩味が付いていない、ナッツの自然な甘みに驚かれますね。マカダミアクラッカーを面白がって殻わり自体を楽しまれる方も多いです」と森さん。

通常は殻を割るサービスは提供してないそうですが、割り方がわからない方の為にひとつだけ割っていただきました。森さんが、バーの薄灯りの元、鮮やかな手つきで、キラリと光る銀色の専用のマカダミアクラッカーを使って、丁寧にカチッカチッと割る様子は思わず見とれてしまう光景です。

さて、割りたてのマカダミアナッツのおいしさは……？

「酸化していないので、しっかりとした甘みとコクがあり、割りたては歯ざわりも風味も格別ですよ」。バーでは約10粒を500円で提供しています。

ビール以外のお酒と合わせるには…

「いろいろあると思いますが、こちらのドライジンはいかがでしょうか？クラフト・ジンで、ジン・トニックで飲んでもいいですし、お好きな割り方で楽しめます」と森さん。

MONKEY 47はドイツ産のプレミアムジンで、47種類の植物由来のフレーバーを展開。また、アルコール度数も47％。豊かな香りと風味が独特で、2011年の日本登場以来、ファンが多いのが頷けるジンです。

MONKEY 47
http://www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/spirits/monkey47/

クラフトビールの魅力とは……

1994年にビールの酒税法が変わり、最低製造数量が2000キロリットルからだったのが60キロリットルに緩和されたことで、一気に小規模生産が可能になったクラフトビールの世界。

「ビールは１か月で完成することもあり、いろいろとチャレンジが可能なことも面白いポイントです。醸造家１人でやっているところも多々あるほど、小規模なビール醸造所が多く、ビール職人のこだわりが強く感じられるところも魅力ですね」と森さん。

森さんは、季節感を意識しながら、サービスするドラフトビールをその時々でチョイス。日替わり料理とのマッチングも最高です。

「バーで人とおしゃべりをしながら飲むのと、スーパーで買って家で飲むのでは、飲み方が違います。ここでしか飲めないビールと体験を提供していきたいですね」と語ってくれました。

Gratialligo（グラーティアリゴ）

2015年7月4日にオープンしたクラフト・ビール・バー。店に常に用意してある定番の銘柄「TOKYO BLUES」を中心に、ゲストビールで全5タップ、ボトルビールは40種程度を提供。ドラフトビールは320ml680円、450ml1,000円〜。オーナーが気さくで話しやすいせいか、一人でふらっと訪れる女性も多いそう。4名がけのテーブル1、カウンター8席のこだわりある隠れ家バーらしく、常連客も多いですが、お客さん同士でおしゃべりが弾むことも。JR、都営大江戸線・代々木駅より徒歩3分、小田急線・南新宿駅より徒歩1分。

住所：東京都渋谷区代々木1-45-10 NJビル1F
TEL：03-6276-7668
営業：18:00 – 24:00
URL：http://gratialligo.jp