1日5粒 マカダミアナッツのいいとこポイント
健康のプロフェッショナルは、低インシュリンダイエットをテーマに多くの書籍を執筆されている永田孝行先生。
美のプロフェッショナルは、インナービューティスペシャリストのマリー秋沢さん。
「マカダミアナッツが大好き」というお二人だから、実現した対談です。
知って得をする、プロの知識をご紹介します。
マカダミアナッツをテーマに、いろんなお話をしていただきました。
和やかでやわらかい雰囲気のプロフェッショナルなお二人に。
ダイエット&アンチエイジング
- 良質な油分で満腹中枢をコントロール
- バルミトレイン酸で腸内細菌の活性化
女性にうれしい
- カリウムでむくみ防止
- カルシウムとマグネシウムで関節を強く
肌にやさしい
- 紫外線をカット
- 浸透するから老化、角質化を予防
間食に、マカダミアを5粒
マリー:最近、マカダミアナッツを使ってお料理をするんです。
この間はグラノーラを作りました。
チアシード、イチゴ、アサイーなどを入れて。
炭水化物が全く入っていないから、低糖質♪♪と油断をしていたら美味しすぎてついつい沢山食べてしまいました。(笑)
永田:ナッツの油分のほとんどは一価不飽和脂肪酸といういい油なんですが、それでも油分を大量に摂取するというのはダイエットにはNG。適量にしましょう。
マリー:美味しいからといって、食べ過ぎないこと!ですね。
永田:マカダミアみたいに油分が多い食品は美味しく感じるからついつい食べすぎてしまうんです。
それは脳が油分を美味しく感じるようにできているからで、脂ののったお肉とか、充実感を感じるのはそのせいなんです。
マリー:なるほど。そして案外、油分は少し摂っただけどもお腹に溜まって実は少量でも満足感を感じますよね?
永田:マカダミアを1日5粒と推奨しているのは、満腹感を感じてちょうどいい量だからです。
ダイエットで節食しているとずっと空腹ですよね。脳に満腹感が伝わらないとずっと空腹なんです。
栄養が足りないぞ、という指令を脳が出す。
その点マカダミアは、脳の満腹中枢を刺激するパルミトレイン酸が豊富だから5粒程度で「食べろ」という指令を脳が出さなくなる。
マカダミアが腹持ちがいいと言われる所以であり、ダイエットにおすすめなのはパルミトレイン酸の働きがあるからなんです。
お肌にうれしいマカダミア
マリー:日本にはピーナッツを食べる習慣はあるけれど、まだまだマカダミアナッツは一般的ではないですね。
ナッツ類は油分が多いから肌荒れになる、
あるいは太るって思われているからかもしれませんね。
永田:オイルでもいろんな種類がありますからね。
マカダミアはほとんど一価不飽和脂肪酸というカラダがよろこぶ油分です。
マリー:パルミトレイン酸は、肌の皮脂に近いって言われますよね。
永田:高齢になると油分が減ってきて、肌がカサカサになるでしょ。
マリー:ドキッ
永田:それは、肌が乾燥するってことなんだけど、水分が足りないんではなくて、油分が足りないんですよ。
マリー:はい。昔は肌質がオイリーだった人でもある程度の年齢になると水分というよりも、
油分を意識しなければならないのですね。ちなみに水はだいぶ飲んでいるのですが。(笑)
永田:そこはマカダミアを1日5粒食べましょう!
さらにねうれしいのは、肌老化の原因の80%は紫外線の影響なのですが、
マカダミアオイルを直接肌にぬると酸化に強いので日焼けからも守ってくれます。
マリー:そうなんですね!オイルを直接肌にぬるって少し抵抗があったりしますが、
マカダミアのオイルはむしろお肌をしっとりさせてくれ、老化を防いでくれるのですね。
永田:マカダミアの油分であるパルミトレイン酸は肌への浸透力がとても高いので、
直接ぬってもべたつかないし、保湿効果もありますから、安心してぬってみてください。
マリー:やはりお肌は老化防止、角質化の防止を心がけなければいけませんね!
女性にうれしいマカダミア
マリー:マカダミアは種子ですから栄養がギュっと凝縮されていて、女性にとってうれしい効果がまだたくさんありそうですね!
永田:はい、マカダミアにはカリウムが豊富に含まれています。
カリウムが不足するとむくみがでるので、それを予防します。
マリー:カリウムはむくみ解消してくれますよね。
それとナトリウムを体外に排出してくれるから、塩分摂り過ぎの方は良いかもしれませんね。
永田:そうですね。カリウムの他にも、カルシウム、マグネシウムなんかも豊富だから、マカダミアはカラダがよろこぶ食べ物です。
マリー:カルシウムとマグネシウムは私も常に意識して摂取しています。
特に女性は加齢と共に骨がもろくなりやすいから摂取しておくべきですよね。
永田:歳をとってくると関節とか痛くなってきますが、実はそれにもよい関わりがあります。
関節痛はカルシウムの不足なんですが、それはね関節にカルシウムがたまる現象なんです。
みなさんカルシウムがたまるということは、とりすぎなのかと思うけれど、違うんですね。
カルシウムは、足りないと血液から出てくる仕組みになっていて、だから不足すると出てくる、過剰に出てきちゃうんですね。で、関節にたまる。
とる量が足りないから、余計に出てくるという悪循環なんです。
マリー:最近は、小魚を食べても充分カルシウムが摂れないと言われますものね。
永田:そう。そしてカルシウムを補うときに、実はバランスよくマグネシウムも一緒に摂ることが大切です。
マグネシウムが存在することでカルシウムの吸収がよくなるから。
マカダミアにはどちらもバランスよく入っていますから、理想的な食品です。
マリー:女性には、やはりうれしいマカダミア、ですね。
マリー 秋沢(マリー あきさわ)
インナービューティースペシャリスト
上智大学卒業後、美容学校のイギリス人の校長について通訳を経験したことをきっかけに、アメリカで美容家との交流を通じ、内側からの美、’インナービューティー’の大切さを実感。日本で始めて’インナービューティー’の概念を美容業界に浸透させる。ミス ユニバース 近畿代表に選ばれ、健康でいること=美しさを維持。というテーマを野菜や食べ物全般の栄養やサプリメントなどを通じて広める活動を行う。
2003年に「元気とキレイを手に入れるサプリメントマジック」、2004年に「あなたが一番キレイになるサプリメント」王様文庫を出版。2014年には「グルメをあきらめず糖尿病を改善」(主婦の友社)の料理本、そして2015年4月には「糖尿病に勝つ、糖質オフメニュー」(アントレックス社)の料理本を出版。そして現在は、美と健康、そしてさらにアンチエイジングに関連するセミナーや糖質オフ料理などのヘルシーグルメ料理教室を東京や関西で実施している。
マリー秋沢公式サイト www.beautyneeds.net
Facebook https://www.facebook.com/marie.akisawa
永田 孝行(ながた たかゆき)
1958年10月10日生 愛知県名古屋市出身
医学博士、ACSM(アメリカスポーツ医学会)公認HFS(ヘルスフィットネススペシャリスト)、㈱TNヘルスプロジェクト代表取締役、日本ダイエットスペシャリスト協会理事長、日本コナモン協会理事。
東京大学大学院医学系研究科健康増進科学分野に於いて生活習慣病予防と改善のための運動療法や食事療法を研究し、GI値(グリセミックインデックス)の研究に至る、専門分野は肥満と代謝。
現在、多くの企業で健康管理や商品開発及び研究、薬事法その他のコンサルティング等に携わり、セミナー・講演・研修活動やTV・雑誌などの取材も多数受けている。
2001年に出版した「低インシュリンダイエット」、2003年に出版した「10days ポイントダイエット(部分痩せ)」が台湾・韓国・中国でも出版された事を機に海外へも仕事の幅を広げる。
書籍出版は国内外合わせて60冊、販売総数は500万部を突破した。
日本ダイエットスペシャリスト協会(JDSA)
公式サイトhttp://www.jdsa.co.jp
お問い合わせ info@jdsa.co.jp
Facebook https://www.facebook.com/takayuki.nagata3