東京を離れて、一路 大阪・京都へ
今回は、オーストラリア出身で”マカダミア好き”の双子姉妹の妹エリカさんと、関西を中心に活躍されているスイーツコーディネーターでライターの松本由紀子さん(以下:ゆきこさん)と共に、関西のマカダミアナッツを訪ね食べました。
1日目は、ラマダホテル大阪「オーストラリア ディナー ブッフェ」。
2日目は、京都にある宇治抹茶を使ったマカダミアナッツチョコを愉しめる、京都三丘円綾小路点に伺いました。新しくて美味しいマカダミアナッツをおもいっきり堪能した2日間の様子をお届けします。byヒカリン
今回のご出演者プロフィール
ゆきこさん – 松本由紀子
スイーツコーディネーター&ライター。雑誌、テレビ、Webサイトと多岐にわたりスイーツ情報を発信。スイーツ関連メーカーのマーケティングを担当し、商品開発、コラボ商品の「企画、コンサルティングに携わる。スイーツ講座(定期講座)の講師も務める。
エリカさん – エリカ スターマンズ
オーストラリア・メルボルン市出身。双子の姉アイリーンさんとともにモデルやDL、タレントとして活躍中。
タスマニアサーモンのマカダミアナッツ添え 新鮮サラダと共に
吉田シェフ:タスマニアサーモンと有機野菜、魚介類に合うディル、サワークリームソースを使用し、マカダミアナッツは砕いたものをパラパラっとかけ、素材の味を生かしたシンプルな味付けにしております。サラダ感覚で召しあがっていただける一品です。マカダミアナッツは生の状態で仕入れ、ローストしています。ローストした状態のナッツを仕入れるとどうしても油が回ってしまうので。
ゆきこさん: ほんと素材の味がしますね〜。
エリカさん: さっぱりしてる〜♪
ヒガリン: この透明なものはオリーブオイルですか?
吉田シェフ:そうです。香り付けにオリーブオイルをかけております。
オーストラリアは移民の国なのでいろんな料理法が混ざっているんですね。ですからたくさんの種類のソースをお好みで付けて召しあがる傾向があります。今回はそのスタイルを取り入れております。
ゆきこさん:マカダミアナッツは、すごくやさしい味ですね。
もっとガツンと油がくるイメージがあったんですけど、そんなことない♪
吉田シェフ: ご家庭でやられる場合もそうなのですが、クッキングシートを敷いてローストすると、一度出た油が吸い上げられないので、軽く仕上げることができます。
ゆきこさん: 低温でローストされるんですか?
吉田シェフ: 180℃くらいですね。
ゆきこさん:けっこう高いですね。
吉田シェフ: 途中混ぜながら、約5分くらいでできます。
ゆきこさん:それは砕いてからですか、それとも丸ごとですか?
吉田シェフ: はい、砕いてからです。
ヒガリン:どんどん食べていく内に、やっぱりマカダミアナッツは
存在感がありますね〜。
香ばしさや食感がアクセントになりますね〜!
ゆきこさん: オーストラリア産のマカダミアナッツがあったことは知っていたんですけど、実際にそれを使った料理を食べたことがなかったので、今日はとてもいい機会ですね。
ヒガリン:関西ではスーパーやお菓子屋さんなどでマカダミアナッツを見かけることはありますか?
吉田シェフ:そうですね、輸入系食品を扱ってるお店では見かけますが、なかなか流通していないので、今回は東京の業者さんから取り寄せてますんでね。
ゆきこさん:そうですか。関西の方にも気軽に食べていただけるようになるといいですね。
エリカさん:じゃ、今回はブッフェフェアでたっぷりいただけるので、
うれしいですね!
ヒガリン:東京のほうでは最近、いろんなパン屋さんでマカダミアナッツが入ったものを見かけるようになりましたけどね。
ゆきこさん:そうですか〜。やっぱりリッチなイメージがあるからなかなか浸透されないのかしら。
ヒガリン:デニッシュ生地にホワイトチョコとごろっとマカダミアナッツが入ってておいしかったぁ♪
エリカさん:へえ〜!おいしそう〜。教えてくださいよ〜。笑
絶賛!吉田シェフのアイデアが際立つ逸品
前菜を完食したところで、2品目のお料理へ
吉田シェフ:鴨胸肉のポワレに、グリンピースとマカダミアナッツのソースをかけております。ちょっと変わった組み合わせです。この2つの素材は甘味があるので、その味を最大限に生かしつつアクセントにバルサミコ酢をかけさせていただいております。付け合わせはサボイキャベツです。
ゆきこさん:おソースに甘味がありますね。
吉田シェフ:そうですね。甘味を保たせるため、隠し味にエシャロットを炒めて入れております。
ゆきこさん:そうですね。甘味を保たせるため、隠し味にエシャロットを炒めて入れております。
エリカさん:すご〜い!おいしい!私この味好き!新しい!
ソースはお家でも作れますか?
鴨胸肉のポワレ グリーンピースとマカダミアナッツのソース
吉田シェフ:はい、作れますよ。ナッツ200gに対し、ミネラルウォーター200cc用意していただいき→半日かけて戻して、やわらかくしたナッツを→ミキサーにかけて→バターを入れて炒めて→最後にピューレにしたグリンピースと合わせます。変わった食感でおもしろいですよ。ほんとソースというよりピューレといった感じですね。
砕いたものも売ってますので、それを使っていただいてもいいかと思います。
エリカさん:これがブッフェで食べられるなんて、うれしいですね!
吉田シェフ:ありがとうございます。
エリカさん:東京でやってたらまた来たいくらい〜。
ヒガリン:この3人前のお料理でどれくらいの量のマカダミアナッツが使われているんですか?
吉田シェフ:だいたい40gくらいでしょうか。
ヒガリン:なるほど〜。マカダミアナッツの1日の目安が4、5粒なので気になって聞いちゃいました♪
ゆきこさん:へえ!そうなんだ! 4、5粒だったら毎日食べられる量だからいいですね。
“罪悪感”を払拭する“パルミトレイン酸”のダイエット&美容効果
“マカダミア好き”のエリカさんから、“スウィーツ”が“主食”のゆきこさんへ質問です♪
ヒガリン:ところで松本さんはご自身でお菓子は作られますか?
ゆきこさん:私は食べる専門です。笑
お菓子教室や講習会には通っていますが、それはシェフのお菓子作りに対する姿勢や理論を学ぶたためなんです。お菓子が・・・分かって食べる方が、より美味しく感じられるでしょ。
エリカさん:松本さんはお菓子やケーキを中心としたライターさんなんですよね?
ゆきこさん:昔からケーキを当たり前のように毎日食べていたんですが、パティスリーさんに足しげく通っているうちに、シェフや知人からお仕事を紹介してもらうようになったんです。私は普通だと思っていたんですが、かなり珍しい存在だったみたいで(笑)プライベートで好きなことがお仕事になっているので、楽しいですよ♪毎日スイーツかパン、サレ系だとチーズか牛肉・・・という食生活で、今朝もいつも通り、ケーキを5個食べてきましたよ。
エリカさん:!?!?
ゆきこさん:ケーキは主食なんです。笑
ヒガリン:ゆきこさんは、マカダミアナッツにどんなイメージを持ってらっしゃいますか?
ゆきこさん:そうですね、油分が多いっていうかんじで。
どうしてもナッツ系のお菓子はカロリーが高くなるので、
食べたとき少し罪悪感があったりします。
エリカさん:そうなんですか〜。でも実はマカダミアナッツのオイルのほとんどがダイエットに効果的な一価不飽和脂肪酸のパルミトレイン酸なんですよ。からだに良い油なんです。
ゆきこさん:たしかに、さっきのサラダを食べたらそのイメージが払拭されました。
コレステロールがゼロだという健康的なメリットももちろん知っていましたよ。
カロリーの問題じゃないというのはお菓子にも言えることで、カロリーが高いからといって、必ずしも太るとは言えないですよね。身体に良い栄養分でもカロリーが高いものもありますものね。
エリカさん:そうですよね。
ゆきこさん:パルミトレイン酸というコトバは初めて聞きました!オレイン酸はよく聞くけど。
エリカさん:そうですか〜。このパルミトレイン酸は、アンチエイジングにもいいんですよ。
ゆきこさん:パルミトレイン酸はマカダミアナッツに多いんですか?
エリカさん:はぃ、ナッツの中でも圧倒的に多く含まれてるんですよ〜。
ゆきこさん:パルミトレイン酸は他の食品でも採れるんですか?
エリカさん:とれますが圧倒的に多いのがマカダミアナッツだし、ウナギもそうなんですけど、さすがに毎日は難しいですしね。
肌の再生にも効果的だし、30歳を過ぎると減っていくものなので、しっかりとりたいですね。
オリーブオイルに近いって言ったら分かりやすいかな。
私はドライフルーツとマカダミアナッツを袋に入れておいて、お腹が空いたら2〜3粒食べるようにしてます。
バッグに入れておいて、いつでもすぐにパクッと食べられるように♪外国ではよくやってるよね。家にも常備してるんだけど、パルメザンチーズ用のグレーターですり下ろしてスパゲティとかハンバーグにクラッシュしてかけて食べるの。
ゆきこさん:大人テイストになりそうですね。
エリカさん:砕いてローストしてマフィンやサラダ、時間のない朝食時にはオートミールやコンフレークにかけるだけ。
殻付きのナッツはすごくおいしいよ!やみつきになっちゃう☆殻割り機もいっしょに売ってるから。
ゆきこさん:そうすると4粒食べるのはあっという間ですね。
エリカさん:天然のサプリだから安全だしやさしい。
ゆきこさん:自然からとれるものは吸収率も良さそうですものね。
エリカさん:うんうん!肥満度の指標であるBMI値も下がるみたいですよ。それに、マカダミアナッツオイルって知ってる?
ゆきこさん:えっ?知らないです〜。
エリカさん:味にくせがないからお料理にとても使いやすいんですよね。
ゆきこさん:1回使っちゃうと酸化しちゃうでしょ?
エリカさん:マカダミアナッツオイルは酸化しにくいんですよ!
ヒガリン:私もマカダミアオイルを常備してます。目玉焼きにもマカダミアオイルです♪
食用のマカダミアオイルの話が出ましたが、美容オイルとしてもエステサロンなどでは使われているんですよ。毎日食べることが難しい方には、体の外からキレイになれるのでこちらもオススメです。
エリカさん:とっても浸透性も保湿性も高いんだよ!やさしいからベビーマッサージにも使えるよ。
カリッ、クシュ♪が焼き菓子に合うオトナの味
やっぱり最後は、お待ちかねのスウィーツ♪
オーストラリア産マカダミアナッツのタルト
今回は特別に素敵なデコレーションに仕上げていただきました!
とれたてイチゴの上にはなんと金粉が乗ってます!
吉田シェフ:生地にアーモンドプードルのラマンドを使用し、その上にマカダミアナッツをふんだんに乗せて焼いております。横に添えておりますのが、オーストラリアでは定番の焼き菓子のメレンゲです。外国のお菓子というと、どうしても甘すぎるので、日本人のお口に合う甘さに調整しております。
ヒガリン:デコレーションが和テイストなかんじですね。
エリカさん:お城みたい〜♪
ゆきこさん:盛りつけは何かをイメージされてるんですか?
吉田シェフ:その日の感性で。笑
ゆきこさん:今回、タルトのお菓子にした理由はありますか?
吉田シェフ:焼き菓子にすることで、マカダミアナッツの香りも食感も引き立ちます。ムースだと食感が違いすぎてしまいます。焼菓子にしたほうが調和するんですね。今回はナッツを細かく砕いて、お子さまからご年配の方まで召し上がれるようにしております。
エリカさん:甘さ控えめでやさしいですね。
タルトのほかにもマカダミアナッツに合うお菓子はありますか?
吉田シェフ:そうですね、やっぱりチョコレートが合いますよね。
ゆきこさん:ブラウニーにも使えそうですね。
吉田シェフ:スポンジなど、しっかり味わえるものに合わせたらいいと思います。
ゆきこさん:サーモンのお料理に入っていた感じと違って、クシュっと崩れ落ちる食感もありますね。
ヒガリン:ナッツ自体の甘味が引き立っていて甘すぎないところがもう最高!体にもいいし美味しくて健康的だから幸せ〜。毎日食べたいな♪
吉田シェフが教える、おいしくできるマカダミアナッツ料理
ヒガリン:吉田シェフから一般の方へのマカダミアナッツを使ったお料理のワンポイントアドバイスをお願いします。
吉田シェフ:香りも食感もいいので、サラダはもちろん、肉料理やパスタに合うと思います。ピューレ状にしたものはお魚にぴったりじゃないかと、先ほど思いつきました。
味が素直ですからいろんなものに使えると思います。
マカダミアオイルを上手く使えると幅が広がりますね。
ヒガリン:なるほど〜!砕いたりするだけでなくって、水で戻してソースにするというアイデアがとても新鮮でした!吉田シェフ、どうもありがとうございました。
タスマニアサーモンのマカダミアナッツ添え 新鮮サラダと共に
- タスマニアサーモン
- オーストラリア産マカダミアナッツ
- サワークリーム
- オリーブオイル
- ムスクラン(有機野菜)
- レモン
- ケッパー
鴨胸にくのポワレ グリーンピースとマカダミアナッツソース
- 鴨胸肉
〜ソース〜
- オーストラリア産マカダミアナッツ
- エシャロット
- グリーンピース
- フォンドヴォー
- オリーブオイル
- 塩・胡椒
- ケッパー
オーストラリア産マカダミアナッツのタルト
- オーストラリア産マカダミアナッツ
- アーモンドプール
- 薄力粉
- バター
- 砂糖
- 全卵
Cold Dishes
- 鮪の冷製グリル マンゴとミントのソース ハラペーニョ添え
- クィーンズランドサラダ
- バナナ海老、烏賊、小柱のマリネ ライムのドレッシング ディルの香りと共に
- オーストリッチ(駝鳥)のロースト ルバーブのジャムを添えて
- トルティーヤチップ&ガーリックトースト 3種類のソース
- 各種野菜料理&サラダバー
- たこのカルパッチョ ビーツとキューリのマリネ添え
- クロコダイルのグリルと新鮮野菜 具たくさん油淋ソース
Hot Dishes
- 本日のポタージュ ワトルフレーバー添え
- カジキマグロのグリル サンバルチリソース
- フィッシュチップスまたはポップコーンシュリンプ タルタルソースとレモンを添えて
- 海老の殻焼き にんにく風味
- 鶏胸肉のグリル マッシュルームとベーコン、とろけるチーズ乗せ ハニーマスタードソース
- 子羊のトマトソース煮込み オレガノの香り
- サーモンとマッシュルーム、ほうれん草のクリームパスタまたはアマトリチャーナ
- ローストポテト ガーリックとローズマリーの香り
- ターメリックライスまたはカルダモンライス
- 黒いピザ シーフード、野菜を乗せて
- 仔牛のクリームシチュー ナツメグの香り
Dessert
- パバロバ、フルーツゼリーミントの香り…etc.
Chef’s corner
- オージービーフのローストビーフ 黒胡椒とガーリックの香り
- ベビーバックポークリブ(土・日のみ)
今回、素敵なマカダミアナッツのディナーをいただいたのは
美味しいものを、お好きな時間に
暖かくフレンドリーな空間のダイニングカフェ
ラマダホテル大阪 Dining&Cafe neufneuf ヌフヌフ
http://www.ramada-osaka.com/restaurants/neufneuf.html
ディナーブッフェ 18:00〜21:00(ラストオーダー20:30)
オーストラリアディナーブッフェ(2010年2月28日(日)まで開催中)
オーストラリアは肉、魚、野菜、フルーツに至るまで良質で多彩な食材が揃う食の宝庫であり、新たな食の発信地として注目されています。シェフが目の前で調理する、熱々ジューシーな「ローストビーフ」や、ぷりぷりの新鮮な海老にガーリックを効かせた「海老の殻焼きにんにく風味」、栄養豊富でクセのないダチョウの肉を使った「オーストリッチのロースト」など、約40種類以上のメニューをご用意しました。 また期間中、オーストラリアブッフェをお召し上がりいただいたお客様の中から、オーストラリアへの旅行券など豪華景品が当たる抽選も実施いたします。この機会にぜひ広大な土地で育まれた豪快でバラエティ豊かなオーストラリア料理の数々をご堪能ください。
- 期間: 2010年1月8日(金)〜2月28日(日)
- 時間: 18:00〜21:00 (ラストオーダー 20:30)
- 料金: 大人¥3,500 シニア¥3,000(土日祝は各1,000円UP)
★キッズイートフリー★
大人1名様につき、12歳以下のお子様1名様無料
(2名様からは大人料金の半額、1グループにつき10名様まで)
※シニアは65歳以上となります。
※いずれも税金・サービス料を含んだ料金となります。
ラマダホテル大阪
〒531-0072 大阪市北区豊崎3丁目16番19号
* 【お問い合わせ】
* TEL 06-6372-8127(直通)
この記事は、2010年2月に行なわれたイベントレポートを再編集して掲載したものです。