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  • マカダミア生産者の横顔:アンソニー・シノット

マカダミア生産者の横顔:アンソニー・シノット

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マカダミア生産者の横顔:アンソニー・シノット

2006年、バンダバーグ近郊にマカダミア農園を購入したアンソニー・シノット氏。
16.6ヘクタールの敷地に約5,300本のマカダミアの木が植えられており、元はサトウキビ畑でした。

「実は、本格的に農園経営に専念し始めたのは6年前。それまでは鉱業関連の現場監督をしていました」

そして、この農業への専従が実を結んだのが2022年のこと。アンソニー氏の農園が、この年のセントラル・クイーンズランド地域の“小規模農園”の中で、「品質」と「生産性」の2つのカテゴリーにおいて年間最優秀賞を受賞したのです。

「自分が自分のボスでいられて、屋外で働けるのが最高にうれしい」と語り、「小屋での作業や木々の手入れなど、手を動かす仕事が好きだし、日中の暑い時に冷房の効いたトラクターの中で作業するのも楽しいんだ」と笑顔を見せるアンソニー氏です。

そして、自らの農園経営において、収量と品質向上に貢献した3つのポイントを挙げました。

  • 栄養管理への細やかな配慮
  • 収穫スケジュールと土壌の健全性
  • 灌漑システムの運用

その1つ目のポイントに関して、「農業技師に依頼して、葉と土壌の検査を年に2回行い、適切な栄養を施しているかを確認している」とのこと。

土壌管理プログラムの一環として、毎年、施用している堆肥。彼が購入しているのは、剪定枝などのグリーン廃棄物を16週間熟成させた完熟堆肥であり、これに Metagen Digestor NP(Metagen 社のバイオスティミュラント) を併用することで、微生物の生育環境やマカダミア特有のプロテオイド根の土壌環境を整えています。

また、農園の作業に必要な機械のほとんどを自ら所有しているといいます。それらの機械の中には別の生産者と共同で利用しているハーベスターも含まれており、二列同時に収穫できるピンホイール式で、脱殻(デハスク)機能も備えているのです。

「品質を最大に高めるために、14〜18日ごとに収穫のラウンドを終えることを意識しています」

年に一回、ナッツのシーズンが終わったらできるだけ早い時期にツリーシェイカーを入れて、木に残っているナッツをすべて落として回収している」とも話してくれています。

そして、彼の農園管理方法の三つ目の柱は、灌漑用水への安定したアクセスを確保したことです。
そのうえで、散水作業を自動でスケジューリングできる環境を整えました。

「私の灌漑システムでは、水分プローブを使って土壌水分をモニターできるし、ポンプのオン・オフやブロック間のバルブ切り替えもスケジュールに基づいて自動的に行うこともできる」と説明するアンソニー氏。

また、彼が強調するのは、経験豊富な人々からできるだけ多くの情報を集めることが重要だということです。

「私は加工業者と密に連携し、経験豊富なコンサルタントや他の生産者からの助言にも耳を傾けています」

最後に、アンソニー氏に気になる質問をしてみました。
“一番好きなマカダミアナッツの楽しみ方は?”

「塩味とチリ味のナッツが大好き。でも、袋に殻を割るためのキー(器具)が入っている塩味のマカダミアナッツも気に入っているよ」

まとめ

いかがでしたか?
私たちは日常的にマカダミアナッツを手に取っていますが、そのおいしさの裏側には、最高品質のマカダミアを届けたいという生産者たちの誇りと情熱があります。
とりわけ、マカダミアの原産国であるオーストラリア産マカダミアは、恵まれた自然環境、長年培われてきた知見、そして生産者たちの絶え間ない工夫と努力によって生み出されています。

日々の果樹園での作業に込められた数々のイノベーションや戦略、そして「つくる喜び」を知ることで、消費者である私自身も、マカダミアナッツをこれまで以上に大切に味わいたいと感じるようになりました。
アンソニー氏の「自分が自分のボスでいられて、屋外で働けるのが最高にうれしい」という言葉は、オーストラリア産マカダミアの卓越した品質と風味を支える、本質を見事に表しているのかもしれません。

 

 

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投稿日: 2026/2/20
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