シチリア風マカダミアとトマトのペースト(ペスト・アッラ・トラパネーゼ)
イタリアのリグーリア州で作られるバジルペーストのいとこが、シチリアいることをご存知ですか?シチリアの都市トラーパニにちなんでペスト・アッラ・トラパネーゼと呼ばれる、夏のトマトを使った伝統的なソースのこと。アーモンドの代わりにマカダミアナッツを使い、カリカリのパン粉のトッピングにもマカダミアナッツを加えた、シチリアの伝統料理のアレンジレシピをご紹介します。パスタを茹でてる間にフードプロセッサーでソースができあがるので、暑い夏にぴったりのお料理です。冷たいソースが熱々のパスタに絡むと、夏の香りがはじけます!
材料(4人分)
マカダミア・パングラタート(マカダミアのパン粉)
- エキストラバージンオリーブオイル 大さじ2
- 細かく刻んだマカダミアナッツ 40g
- 生パン粉またはパン粉 1カップ(60g)
- 塩 ひとつまみ
ペースト
- マカダミアナッツ(粗みじん切り)80グラム
- ニンニク(粗みじん切り) 2片
- バジル(葉を摘む) 1束(約50g)
- ミント(葉を摘む) ½束(約20g)
- チリフレーク(粗い唐辛子粉) 小さじ½
- 塩 小さじ½(お好みで調整)
- エキストラバージンオリーブオイル 125ml
- 完熟ミニトマト(半分に切る) 500g
- すりおろしたペコリーノチーズまたは粉チーズ 60g
- 黒コショウ 適量
- ブジアーテ(またはお好みのショートパスタ)400g
作り方
- パスタを茹でるため、塩を加えたたっぷりの熱湯を用意する。
- マカダミア・パングラッタートは、中火のフライパンにオリーブオイルを熱し、細かく刻んだマカダミアナッツとパン粉を加えて、カリカリな黄金色るまで炒める。(パン粉の場合は約5分、生パン粉の場合は約10分を目安に炒める)塩少々で味を調えて置いておく。
- ペーストは、粗みじん切りにしたマカダミアナッツをフライパンで弱めの中火にかけ、焦げないように時々かき混ぜながら、軽く黄金色になるまで5分ほど炒っておく。
- 3.のマカダミアナッツとニンニクをフードプロセッサーに入れ、マカダミアナッツが粗いパン粉状になるまで攪拌する。
- さらに4.に、バジル、ミント、チリフレーク、塩の半量を加え、粗みじん程度まで攪拌したところへオリーブオイルの半量を加えながら、ペースト状になるまで攪拌する。
- ペースト状になった5.にトマト、チーズと残りのオリーブオイルを加えて、粗く刻まれたトマトが残る程度のペースト状まで攪拌する。
- 大きめのボウルに移し、必要に応じて残りの半量の塩で味を調え、黒胡椒を加えておく。
- 塩を加えたたっぷりの熱湯でパスタをアルデンテに茹で上げる。ゆで汁を1カップ程度残しておく。
- 茹で上がったパスタを7.のペーストのボウルに入れ、ペーストとよく絡ませる。この時に、必要であれば残しておいた茹で汁を加えてソースを薄める。器に盛り、オリーブオイルを少々を回しかけ、トーストしたマカダミア・パングラタートをたっぷりと散らす。
ポイント
- ペスト・アッラ・トラパネーゼにはブシアーテと呼ばれる、ねじれた形のパスタを合わせるのが伝統です。ですが、ブジアーテがない場合は似たような形のショートパスタでも代用できます。
- 油を控えたい場合は、パスタの茹で汁を代用してもよいでしょう。
- フードプロセッサーでペーストを作るとき、モーターを回しっぱなしにせず、脈打たせるようにすると、ハーブの鮮やかな緑色を保つことができます。
- このペーストは、ミネストローネスープに混ぜたり、ブルスケッタのトッピングにしたり、焼き魚のソースとしても美味しくいただけます。
- ソースが残った場合は密閉容器に入れて冷蔵庫で1~2日保存できます(使う時は常温に戻してから使う)。
このレシピは、自然とつながる食・健康・喜びを再発見する手助けをするホールフードエデュケーター、The Green GourmetのAndrea Ball 氏が考案しました。詳しくは www.thegreengourmet.com.au と @thegreengourmetco をご覧ください。
投稿日: 2024/3/26