秋の夜長はマカダミアでFIKA♡
秋の夜長。本を読みふけったり趣味に勤しんだりするには最適な時期がやってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか?今回のコラムでは北欧スェーデンのお茶文化「フィーカ」からヒントをもらい秋の夜長の「夜お茶」をご提案。キャンドルを灯し、すっぽりとストールにくるまって、ゆっくり語らうのも素敵ですよね。そんなしっとりとした夜ふかしの相棒には是非マカダミアの焼き菓子を添えて。優しい甘みにきっと心も和みます。
FIKAって?
スウェーデンは実は世界のコーヒー消費量がトップクラス。その背景にあるのはFika(フィーカ)というお茶文化です。コーヒーの簡単な言い方であった「kaffi」という言葉の「ka」と「ffi」の部分を逆にして「フィーカ(Fika)」という言葉が生まれたと言われているこの文化、実は単なる「お茶の時間」ではなく大切なコミュニケーションツールとしてスウェーデンの人々に深く浸透しているそうなのです。
スウェーデン語で「Ska vi fika (スカビィフィーカ?)」とはFikaの時間にしない?という一文。日常生活の中で何度も口にされるお誘いの言葉だそうですよ。一日何回でも、誰とでも気軽にフィーカタイムが設けられ、コーヒーを片手に職場の方々や友人との会話を楽しみ、心を通わせていくのだとか。また自分の周りの人や物に感謝するという概念も含まれているという説もあり、このような肩肘張らないリラックスした時間の中で良いアイディアが生まれることも多いそうです。そしてこのフィーカに添えられるお菓子もまた楽しみの一つ。コーヒーに合わせるのはうんと甘いマフィンやクッキーなどの焼き菓子が定番で現地のカフェにはたくさん並んでいるそうですよ。
そんなお茶文化を参考に、是非マカダミアを使ったお菓子をお供にオリジナルFikaを楽しんでみてはいかがでしょう。綺麗だからとなんとなく捨てずにとっておいた缶があったはず!という方は是非その缶にお菓子を並べてみて。夜だからハーブテイーもいいかもねなんてお気に入りのマグカップを用意したりBGMを選んでみたりとちょっとした準備も楽しむことがFikaのコツ。豊かな時間そのものを味わうスウェーデンの人々の習慣、忙しい日々のなかで私達も真似したいですよね。
今宵「Ska vi fika (スカビィフィーカ?)」なんて、家族や近しい人に声をかけてみてはいかがでしょうか♡
FIKAにおすすめ!マカダミアの焼き菓子レシピ
Fikaにもぴったりな素朴ながらもしみじみと美味しいマカダミアの焼き菓子レシピをご紹介します。スウェーデンの人々にとってシナモンロールがFikaの定番とも言われていますが、こちらのマカダミアを使ったブリオッシュロールもおすすめ。みじん切りにしたマカダミアのプツプツ感がアクセント。コーヒーやハーブティーとの相性もばっちりです。
マカダミアとチョコレートのビスコッティは栄養士のお墨付きレシピでローギルト。ザクっとしていて噛むほどに味わい深い一品です。
こちらのマカダミア、デーツとチョコレートのトルテは小麦粉を使用しないレシピ。焼き上がったトルテを数時間しっかりと休ませることで生地が馴染み、ギュッと凝縮された旨味が噛むほどにお口に広がります。
ドライフルーツと生姜、シナモンなどスパイスの風味が秋らしい一品。マカダミア入りの人参と生姜のスパイスケーキのアイシングはクリームチーズとヨーグルトでさっぱり。オーツ麦やココナッツフレークなども入り、複雑で奥行きのある味とテクスチャーが際立ちます。
マカダミアバタービスケットは見た目シンプルながら実はマカダミアがふんだんに使用されており一枚でもなかなかの食べごたえ。生地の中には刻んだシンプルなローストマカダミア、真ん中にちょこんと乗っているのはハチミツがけマカダミア。歯ごたえのコントラストも楽しみなクッキーレシピです。
まとめ
北欧スウェーデンから素敵なお茶文化についてご紹介致しました。「一息つこうよ」と手を休め、まわりの人やモノへ感謝しようという意味合いも込められている優しい、優しい時間。そんなFikaの魔法で秋の夜をじんわりと味わってみてはいかがでしょうか。
■参考文献
芳子ビューエル『フィーカ 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』キラジェンヌ出版